...うまれは向嶋小梅(むこうじまこうめ)業平橋(なりひらばし)辺の家持(いえもち)の若旦那が...
泉鏡花 「遺稿」
...山野氏の自宅は向島小梅町(こうめちょう)の閑静な場所にあった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...同情の深い小梅(こうめ)の伯父(をぢ)さんに頼るより外(ほか)に道がない...
永井荷風 「すみだ川」
...向嶋小梅の里に囲われていた女の古い手紙を見た...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...二小梅の寮の変事の報告を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小梅(こうめ)は八木田(やぎた)が年來(としごろ)の持物(もちもの)で...
樋口一葉 「われから」
...その小梅の父なる人は...
堀辰雄 「花を持てる女」
...それが私の小梅の父とおようさんとの間にできた子の墓なのであろう...
堀辰雄 「花を持てる女」
...自分の知らなかった頃の小梅の父の...
堀辰雄 「花を持てる女」
...小梅の隠れ家を出で立って...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...直ちにお伴いたしましょう」やがて両人は小梅の隠家(かくれが)へ着いて...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...門倉平馬――小梅以来の敵手(あいて)であろう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...小梅との引込相応に色気ありたり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...「小梅にゃもう一人いるんだけど...
山本周五郎 「桑の木物語」
...向島から小梅あたりの悪童どもと...
山本周五郎 「桑の木物語」
...本所の小梅に住んでいたとき...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...小梅村での十手預かりだった...
吉川英治 「松のや露八」
...人知れず向島の小梅に囲っておいた愛妾があったということ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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