...目黒の笹木光吉の情婦(じょうふ)である赤星龍子が本郷(ほんごう)の小柴木(こしばぎ)病院で毎日耳の治療をうけているのを知っているか」と総監が突然言った...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...向うの小柴(こしば)のひばりさんにでもあげるんだね...
太宰治 「パンドラの匣」
...ペルリの蒸汽軍艦は四月十八日に江戸灣小柴沖から下田へ航...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...小柴の卓子(テーブル)の中には...
野村胡堂 「女記者の役割」
...小柴の身体(からだ)は放り出されてしまいました...
野村胡堂 「女記者の役割」
...どうして小柴が犯人と解ったか...
野村胡堂 「女記者の役割」
...小柴は秘書をして長くお屋敷に出入して居る内に...
野村胡堂 「女記者の役割」
...犯人の小柴は恐ろしく猿智慧の廻る男と見えて...
野村胡堂 「女記者の役割」
...違って居るのは、小柴の眼が、少し三白眼になって居るだけで、これは写真で見ても、注意すると区別がつきます...
野村胡堂 「女記者の役割」
...此場の様子を見て居るのが小柴とわかれば...
野村胡堂 「女記者の役割」
...それもほかの僧坊と同じ小柴垣(こしばがき)ではあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...隆白小柴の伯父を訪ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...北津軽の山に小柴を採らせてもらいに行く...
柳田国男 「雪国の春」
...夕顔の干物(ひもの)を衣物(きもの)とした小柴垣(こしばがき)がその周囲(まわり)を取り巻いている...
山田美妙 「武蔵野」
...暫(しばら)くして気が附いたが稍(やゝ)離れた後(あと)の卓に滿谷、徳永、小柴(こしば)、柚木、などの画家が食後の珈琲(キヤツフエ)を取りに来て居たので僕が挨拶に行つたら最(も)う立上つて帰る所であつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...上杉方が唯一の助け城と恃(たの)んでいる長野村近傍の小柴にある旭城の味方とのあいだを...
吉川英治 「上杉謙信」
...小柴家の召使は云う...
吉川英治 「御鷹」
...御鳥見組のうちでも中里の小柴といわれている自分...
吉川英治 「御鷹」
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