...心配で胸の動悸(どうき)は小時計(しょうどけい)のようにうちました...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...小時(ことき)居...
高浜虚子 「六百句」
...菊其他キヤラメルも亦(また)供へあり小時(ことき)来て柘榴(ざくろ)を供へ拝みけり十月十二日 実花、小時、はん、防子の弔ひに高木に来る...
高浜虚子 「六百句」
...十八世紀末のゴシック復活もまた大なる意味において父母のために存在したる小時期である...
夏目漱石 「野分」
...小時間づつしかお目にかからなかつたせゐか...
長谷川時雨 「八歳の時の憤激」
...部屋の小時計と廣間の古い柱時計が同時に十時を打つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...小時計が銀の鐘聲を...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌」はリルケの小時の作(一八九九年)である...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...この小時の作品の思ひ出をトゥルン・ウント・タクジス公爵夫人に語つた一夜のことが...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...既にしてこの作を前後とする四・五年間の一連の作品は作者にとつての小時代を劃して歴然たる過去の夢である...
牧野信一 「附記(夜見の巻)」
...これから小時暗中(あんちう)の飛躍(ひやく)と出掛けるんだ...
三島霜川 「平民の娘」
...また小時フラ/\と歩續けた...
三島霜川 「昔の女」
...予小時毎度頼まれて蛇を殺した...
南方熊楠 「十二支考」
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