...それは妙に刺戟(しげき)的な標題で人目を惹(ひ)きつける小新聞だつた...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...それからまた呑牛自身が或小新聞に據つて官憲と爭ひ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...運悪くそれが大阪の或(あ)る小新聞に出てしまった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そいでもその新聞いうたら信用のない小新聞ですさかい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...またある「小新聞」で或(あ)る独創的で有益な記事欄を設け...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...市井新聞を目指した所謂小新聞との区別が通用していたが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...昔の所謂大新聞と小新聞とであった...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今ここで大新聞・小新聞と呼ばれるのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...小新聞が他新聞雑誌等の記事を盗載するような場合は今の問題の外として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...嘗てわが国に於て大新聞紙と小新聞紙との区別が行なわれたが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...当時の小新聞が資本主義的に発達したものであるから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...嘗ての小新聞――市井新聞――であった近代的大新聞によって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...独り日本に限らず今日はこの小新聞が資本主義的大新聞として発達し...
戸坂潤 「辞典」
...ブック・レヴューを主な仕事とする小新聞の企ても始まった...
戸坂潤 「読書法」
...この小新聞はどの政党の機関と云ふでもなく...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...彼が主事嘱託という名義で関係してる近県の小新聞の...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...重(おも)に銀座辺の飲食店やカッフェーの女の噂(うわさ)をかく余り性(たち)の好くない小新聞(こしんぶん)に...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...神仏取り交ぜて毎日の縁日案内が小新聞に載ったくらい...
山本笑月 「明治世相百話」
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