...小智小才に走るものは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...若い女の許へ臆面もなくノコ/\サイ/\やつて来るはどうせ軽薄な小才子か...
内田魯庵 「犬物語」
...自分の小才を押えて仕事をするのは苦しいもんであると僕は思う...
太宰治 「喝采」
...先輩では木脇兵蔵、野沢小才次、菅沼忠三郎、それから小林伊織、山本新三郎、この二人は私の従弟である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...今日は一蓮寺のお開帳に行ってみようじゃござんせんか」金助といって小才(こさい)の利く折助...
中里介山 「大菩薩峠」
...本来やくざじゃあるが小才(こさい)の利(き)く奴でして...
中里介山 「大菩薩峠」
...容貌に似合わず小才の利く男で...
中島敦 「牛人」
...五養子の幸吉は小柄で一応は小才がききそうですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五養子の幸吉は小柄で一應は小才がきゝさうですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小才でない人もある...
森林太郎 「混沌」
...昔の小才がぬけないで人に耳こすりをする癖があると時人に眉をひそめられた...
吉川英治 「くせ」
...世上の智者策士と呼ばるる者多くは軽薄であり小才子である...
吉川英治 「黒田如水」
...すべてを直義の小才や無謀のせいになさるが...
吉川英治 「私本太平記」
...どうも小才(こさい)を弄(ろう)すやつほど不快なものはない」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉からゆるされて毎日塚原小才治(つかはらこさいじ)の道場に通っている虎之助が...
吉川英治 「新書太閤記」
...けれど、勝家も信孝も、(於次(おつぎ)ごときが、何の小才な)と、返辞もせずにいたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...近来浅学小才に慢じ...
吉川英治 「親鸞」
...周馬が小才(こさい)も骨折り損となり終ると同時に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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