...小我乃ち物我を没して大我乃ち神我に合一する也...
石川啄木 「閑天地」
...この虫のごとくに早く小我の境を脱して大我の域に進めよ...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...ややもすればわれわれの中のさもしい小我のために失われんとする心の自由を見失わないように監視を怠らないわれわれの心の目の鋭さを訓練するという効果をもつことも不可能ではない...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...小我を没して大我に就くべきを説いた...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...いわゆる「小我」を去ったそういう「大我」は...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...「大我」はその「小我」が転身したものではなく...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...小我を去って大我に還るとは...
豊島与志雄 「大自然を讃う」
...そうして小我(しょうが)を出ない個人主義とが...
柳宗悦 「工藝の道」
...そこには小我はない...
柳宗悦 「工藝の道」
...小我(しょうが)の迷慾ではない...
吉川英治 「上杉謙信」
...彼の小我や妄念(もうねん)のすべてを解決したのである...
吉川英治 「剣の四君子」
...過去現在の小我を一切すてて...
吉川英治 「新書太閤記」
...小我な欲望は、とどきそうなことでも得手(えて)とどかないが、忠節からほとばしる真心なら、どんな至難と思われることでも貫けるものではある――ということをひしと感じた...
吉川英治 「新書太閤記」
...小我に始まって無我に入り...
吉川英治 「新書太閤記」
...――栄達や功名の小我のためでなく...
吉川英治 「親鸞」
...小我な愛に自らおぼれているようなもんです...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...大志をもって小我の迷いを...
吉川英治 「源頼朝」
...(師の恥)とばかり、小我を捨てると、一同は道場に集まった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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