例文・使い方一覧でみる「小心さ」の意味
スポンサーリンク...あんなに小さい質素な花で満足しているその遠慮深い小心さは... 
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...おっかなびっくりな小心さだの...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...オイレル老人にある小心さと悲しみとを与えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「小心さん、小心さん……」私は弟にからかふやうにそれを言つた...
中原中也 「その頃の生活」
...実直過ぎるほどの小心さと...
林芙美子 「新版 放浪記」
...小心さうにもぢもぢとしてゐたが...
北條民雄 「青い焔」
...小心さだけでもなかったと云える...
本庄陸男 「石狩川」
...小心さにも爽々しさがあつた...
牧野信一 「毒気」
...そのくせ一字一劃を疎（おろそ）かにしない文楽の小心さ几帳面さは吉右衛門を思わせ...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...自分の小心さやじみちな考えがはっきりして...
山本周五郎 「竹柏記」
...彼は自分の小心さ...
横光利一 「悲しみの代價」
...俺は自分の汚い小心さを根本的に自殺さすために...
横光利一 「悲しみの代價」
...鎌倉手代（てだい）の事ごとにコセついた威嚇や小心さは...
吉川英治 「私本太平記」
...それは、およそ彼の表面の言行とは、正反対な、小心さで、人知れず、くよくよしているものだった...
吉川英治 「平の将門」
...一面のそうした小心さにはのべつ破れていた...
吉川英治 「平の将門」
...あわれむべき小心さと...
吉川英治 「平の将門」
...その小心さを蔑（さげす）むように微笑（ほほえ）んでいったので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お通をも危惧して来た自分の小心さが...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利！手書き漢字入力検索