...喜平の眼はその小壺の上に落ちました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...「もともとこの小壺は...
薄田泣菫 「小壺狩」
...この小壺を末長く御自分のものにして持つていただくには...
薄田泣菫 「小壺狩」
...小壺を抱いて外に出ました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...その無表情な眼はこがね虫のやうにのつそりと小壺の胴を這ひました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...喜平に忘れられた小壺は...
薄田泣菫 「小壺狩」
...小壺狩といふことをして...
薄田泣菫 「小壺狩」
...あの小壺を思ひ出しましたのは...
薄田泣菫 「小壺狩」
...喜平とやらの眼がね羨ましく思ふぞ」忠興は小壺を下において...
薄田泣菫 「小壺狩」
...孤蓬庵父子はこの小壺に対すると...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...良人がこの梅干の小壺を抱えてうろうろしていた恰好があとあとまで笑い種(ぐさ)になった...
矢田津世子 「茶粥の記」
...自分の勾玉をさらさらと小壺に入れて立ち上った...
横光利一 「日輪」
...「ありがとうございました」劉備青年は、錫の小壺を、両掌(りょうて)に持って、やがて岸を離れてゆく船の影を拝んでいた...
吉川英治 「三国志」
...肌深く持っていた錫(すず)の小壺まで出してしまった...
吉川英治 「三国志」
...――足掻(あが)いたところで、どうにもなるまい」「いや、さきに金沢ノ崇顕がおすすめ申し上げましたごとく、小壺ノ浦には、日ごろの御遊船やら大船八、九そうを武装させ、万一の用意につないでございまする...
吉川英治 「私本太平記」
...府内における、小壺、前浜、腰越の合戦などは、二十三、四日頃のことである...
吉川英治 「私本太平記」
...小壺(こつぼ)(中庭)のうちの日当りわるい一室に尊氏はもう坐っていて...
吉川英治 「私本太平記」
...ふたたび尊氏の寝所の小壺へ這うように忍び入っていた...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??