...大日本主義!朝曇りのボロ船が動かない汐風を運ばれる鰒がふくれてゐるきたない水がぬくうて葦の芽・鉄板をたゝいても唄うたつてゐる警察署の無花果の芽・帆柱ばつかりさうして煙突ばつかり(若松から八幡へ)竹藪あかるう子供もできた(小城氏新居)あかるく竹がそよいでゐる四月廿三日雨...
種田山頭火 「行乞記」
...長井などの小城小城に拠る諸豪も...
吉川英治 「黒田如水」
...「小城だが、北方は一帯の沼地だし、後ろは山を負っている...
吉川英治 「三国志」
...「こんな小城一つに...
吉川英治 「三国志」
...いかんせんこの小城...
吉川英治 「三国志」
...小城ながら新野の城主と分って...
吉川英治 「三国志」
...彼らは赤坂の小城を眺めて...
吉川英治 「私本太平記」
...尾張二郡の小城から...
吉川英治 「新書太閤記」
...そちこちの小城を攻め取ったり...
吉川英治 「新書太閤記」
...別所一党の三木城には、それを繞(めぐ)って、幾つもの小城が、衛星(えいせい)の役割をもっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...これくらいな気魄(きはく)があるとすれば――三木一城は取るに足らない小城としても――これは容易に陥ちるわけはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...何でこれしきの小城を我が居となすに足ろうか...
吉川英治 「新書太閤記」
...亀山や峰の小城など奪(と)るに...
吉川英治 「新書太閤記」
...「目ざわりな小城...
吉川英治 「新書太閤記」
...この家康の前には、蟹江の小城と、晩生(ばんせい)あせり気味の一益などが、手も足も出なかったのは当然である...
吉川英治 「新書太閤記」
...鳥越(とりごえ)などの小城を幾つ踏みつぶすよりも...
吉川英治 「新書太閤記」
...一真田の小城にかかわり...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの小城へ入っているのは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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