...差出し人萩野半之丞(はぎのはんのじょう)の小包みを一つ受けとりました...
芥川龍之介 「温泉だより」
...小包みにでもして...
泉鏡花 「婦系図」
...小包みが届いた時...
夏目漱石 「三四郎」
...唯(ただ)はいはいと小包みを抱へて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...膝(ひざ)へ乗せて置きし小包み意久地(いくぢ)もなく落ちて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...小包みを横に二タ足ばかりこの門をはなるるにも...
樋口一葉 「たけくらべ」
...唯はい/\と小包みを抱へて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...膝へ乘せて置きし小包み意久地もなく落ちて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...小包みを横に二タ足ばかり此門をはなるるにも...
樋口一葉 「たけくらべ」
...帰校すると故国より小包みなり...
牧野信一 「サフランの花」
...小包みでゞも送つて貰はう――それに未だどうせモデルには時々帰つて来なければならないし――」などゝ喋舌り出したが...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...私が行けないから小包みばかりがノロノロと道中して行くのかと思うと気がもめますね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本当に小包みさえ早くつくならば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...明日に隆治さんに小包みを送ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...閾のところに小さな一個の小包みを置いて行つた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...一等二等の当選者の宛名にした賞品の小包みが山積してあった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...母から小包みが來た...
吉川英治 「折々の記」
...小包みの紐には、母が腰紐に締めてゐたメリンスの古紐が使はれてゐた...
吉川英治 「折々の記」
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