...筑摩方に比べれば三分の一の小勢であったから...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...僕の家では小勢(こぜい)だから大きな鯛を一枚買っても身の始末に困ります...
村井弦斎 「食道楽」
...小勢を顧みず斬り込まねばならぬ大切な切所(せっしょ)で...
柳田国男 「雪国の春」
...もとより秣陵(まつりょう)の城内をほとんど空にして出て来た小勢である...
吉川英治 「三国志」
...玄徳の小沛勢は小勢である...
吉川英治 「三国志」
...待ちかまえていた高覧、張の二将は、「賊は小勢だぞ...
吉川英治 「三国志」
...小勢ながら機をつかんだ...
吉川英治 「三国志」
...馬岱(ばたい)の小勢がそれを見つけ...
吉川英治 「三国志」
...武士でさえも小勢だと...
吉川英治 「私本太平記」
...その小勢を紛(まぎ)らすため...
吉川英治 「私本太平記」
...たかだか数百の小勢をつれ...
吉川英治 「私本太平記」
...「敵は小勢」と初手(しょて)にあまく観たのが案外だったので...
吉川英治 「私本太平記」
...しかしわずか七十人や八十人の小勢(こぜい)をもって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...千や二千の小勢(こぜい)をもって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...しかもこの小勢、散っては弱まる...
吉川英治 「新書太閤記」
...甚内の率いる小勢は...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵の何十分の一という小勢...
吉川英治 「新書太閤記」
...三日の後に、手切れを云いやり、かれらの憤怒(ふんぬ)を誘いよせて討つか」「味方は、時を稼ぎ、敵は惰気と奢(おご)りを長(ちょう)じ、かれの大軍と、味方の小勢は、そこで互角に、立ち合えましょう」「そうしよう! 於弁、軍使をすぐこれへ伴(ともな)え」「いいえ、お父上みずから、中門まで、出迎えにお越し下さい」親ながら、於弁の才能を認めている昌幸は、子息のいうがままに、軍使を迎え、そして、三日の猶予を乞うて、返した...
吉川英治 「新書太閤記」
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