...彼女は小利口なことを言って笑わせた...
...小利口に反論することはできなかった...
...彼は小利口に妻について語った...
...彼の小利口なアイデアには驚かされた...
...彼女は小利口な嫌味を言っていると思った...
...彼には小利口で抜け目のないところと...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...小利口な点にある...
伊藤左千夫 「廃める」
...先輩朋友の間をすらも奔走して頼んで廻るような小利口な真似は生得(しょうとく)出来得なかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...小利口に過ぎては...
大町桂月 「妙義山の五日」
...小ざかしい口達者な小利口ものになるわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...天晴れ上流の客あしらひをしてゐるつもりのケチくさい小利口の大馬鹿野郎どもに...
太宰治 「お伽草紙」
...天晴れ上流の客あしらひをしてゐるつもりのケチくさい小利口の大馬鹿野郎どもに...
太宰治 「お伽草紙」
...小利口な面白半分の作にはもうあきあきしました』私も至極同感だ...
田山録弥 「黒猫」
...彼女が日曜日に二度も礼拝に欠席したことをほのめかす者はなかった(拙劣な小利口さである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小利口な慶喜とも合わず...
蜷川新 「天皇」
...すこしでも小利口に見えるようならば...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...小利口なるは狡(ず)るき性根をやしなうて面(めん)かぶりの大変ものに成(なる)もあり...
樋口一葉 「ゆく雲」
...小利口なるは狡るき性根をやしなうて面かぶりの大變ものに成もあり...
樋口一葉 「ゆく雲」
...小利口(こりこう)なるは狡(ず)るき性根(せうね)をやしなうて面(めん)かぶりの大變(たいへん)ものに成(なる)もあり...
一葉女史 「ゆく雲」
...ただ小利口なだけなんだよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...小利口を排斥するだけである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小利口顔していうと頭からこつんと一つ頂戴する...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛利と通じた彼奴(きゃつ)――小利口者のやりそうなことよ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索