...「小兵でも大将になる日がある」...
...「小兵だからといって過小評価しないでほしい」...
...「小兵の頃から野球に打ち込み、今やプロ選手になった」...
...「小兵であっても、仕事に熱心であれば評価は上がる」...
...「小兵の立場であっても、自分の力をしっかりと発揮しよう」...
...学生マントを着た小兵(こがら)な学生が...
田中貢太郎 「黄燈」
...すればお前の命も危いぞ」「先生」と云った小兵衛の声は慄(ふる)えて来た...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...やるのだぞ」「先生、私をここで、お殺しなすって下さいませ」「うむ、お前が俺を殺さぬなら、俺は今にお前を殺してやる」すると、小兵衛の顔は、月の中で俄に大胆不敵な相貌に変って来た...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...あの通り小兵だけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友の身体(からだ)は小兵(こひょう)な上に背が低いことは申すまでもありませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その駕籠側(わき)には梯子を持った小兵(こひょう)の男...
中里介山 「大菩薩峠」
...父親(おやじ)は馬場下町の名主(なぬし)で小兵衛といった...
夏目漱石 「僕の昔」
...女房の氣鬱(きうつ)が治つた小梅の百姓小兵衞...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...棟梁と小兵衞さん宇太松さんと五郎次さん――」定吉は指を折り乍ら説明するのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小兵の私には正規の剣では恰も槍のやうに持ち扱つてしまつて...
牧野信一 「武者窓日記」
...前野小兵衛(まえのこへえ)を副将とし...
吉川英治 「新書太閤記」
...小兵衛は、多年、炭薪を山出しして、北陸の諸都市へ販売している職業がら、山岳地の間道や、諸道の地理にあかるいというので、特に、道案内者として、成政が、その中軍に連れて来た者だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「小兵衛、このたびは、道案内の役目、大儀だのう」「どう仕(つかまつ)りまして...
吉川英治 「新書太閤記」
...それはもう物心ついた時からでございまする」と、小兵衛は、床几(しょうぎ)に腰打ちかけている彼の姿に圧せられて、頭も上げ得ぬもののように――「山姥(やまうば)の子のように、てまえは、倶利伽羅(くりから)のつづら折で生れましたので、幼い頃から、里を知らずに育ちましてござりまする」「親も、炭焼だったか」「へい...
吉川英治 「新書太閤記」
...どこにも、小兵衛の姿は、見当りません」兵も云い、探しに行った小姓たちも、そう告げた...
吉川英治 「新書太閤記」
...怪しいことには、その夜かぎり、小兵衛の姿は、どこにも、見当らなかったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...領土へ帰った後、小兵衛一族を、火あぶりにしても、なお、あきたらぬわ...
吉川英治 「新書太閤記」
...「…………」「嫌か」頼朝の眼は小兵な弟の平伏(ひれふ)している姿へ...
吉川英治 「源頼朝」
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