...まず、雄鶏(おんどり)の方から初めました(木彫りの順序は鑿打ちで形を拵え、鑿と小刀で荒彫り、それから小作り、仕上げとなる)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この小作りというのは荒彫りと仕上げの間となる)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...小作り位までやって仕上師に渡すという風で...
高村光太郎 「回想録」
...そういう場合でも小作りなら小作りで全体にいつも調子をとってやるので...
高村光太郎 「回想録」
...女は小作りで、清(すず)しいながら目容(めつき)は少し変だが、色の白い、ふッくらとした愛嬌(あいきょう)のある顔である...
徳田秋声 「新世帯」
...薄暗い釣(つるし)ランプの光が痩(や)せこけた小作りの身体(からだ)をばなお更に老(ふ)けて見せるので...
永井荷風 「すみだ川」
...「小作りで華奢で...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょっと色の白い小作りな綺麗な男だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれは江戸(えど)っ子で華奢(きゃしゃ)に小作りに出来ているから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「八」「ヘエ」「この中に、お前が最初に、死骸の番を頼んだ人がいるか」「親分、いませんよ」「本当か」「本当ですとも、小作りで、――暗くて解らなかったが猫背の男でしたよ、どうも不思議だ」「何が不思議なものか、それが下手人だったのよ」「えッ」「馬鹿だな、相変らず、――お前は先刻(さっき)、二三十間駆け付けるまでここから逃げ出した者はないと言ったろう」「ヘエ――」「外に隠れる場所はねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...歌松ぢやあるまい」「へエ?」「それから曲者は五尺そこ/\の小作りの男だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小作りの中年者でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小作りですがちょいと良い男で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...食い詰め者の摺れっ枯らしなところがあり小作りで肥(ふと)り肉(じし)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...丸顏で小作りなお春は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苦味走つて小作りで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小作りで華奢(きゃしゃ)で...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...小作りの可愛らしい...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
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