...まず、雄鶏(おんどり)の方から初めました(木彫りの順序は鑿打ちで形を拵え、鑿と小刀で荒彫り、それから小作り、仕上げとなる)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この小作りというのは荒彫りと仕上げの間となる)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...形がとれるようになれば次に「小作り」をやる...
高村光太郎 「回想録」
...兼太郎がその頃(ころ)目をつける芸者は岡目(よそめ)には貧相(ひんそう)だと言われる位な痩立(やせだち)な小作りの女ばかり...
永井荷風 「雪解」
...細君は小作りで、しとやかな婦人であつた...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...小作りだろうと大作りだろうとお前の世話にゃならねえ」「ねえ旦那」「用があるなら早く言いねえな」「何を言ってるんですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「小作りで華奢で...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょっと色の白い小作りな綺麗な男だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「今晩は」四角な顔の小作りな男が...
夏目漱石 「明暗」
...そして、痩せてこそゐるが、人の好きさうな、小作りな顏に、素人らしい臆病さで媚びるやうに見開かれてゐる二つの眼には、何の邪惡の影も見えなかつた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...小作りで、年の頃二十五六、少し三白眼(しろめ)ですが、色の浅黒い、なかなかの男前、なんとなく軽捷(けいしょう)で抜け目のなさそうな人間です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小作りで、年の頃二十五六、少し三白眼(しろめ)ですが、色の淺黒い、なか/\の男前...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小作りのキリヽとした身體や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その後ろからヌッと顔を出したのは四十五六の小作りながら鋭い感じの男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...印度人の小作りなのが揃って...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...小作りに見ゆれど流石に男は丈の高きものかな...
一葉 「暗夜」
...小作りだがいい男で...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...東玉は小作りのお婆さん...
山本笑月 「明治世相百話」
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