...小一時間待たされた...
...彼と小一時間話していた...
...彼女は小一時間も鏡の前で化粧をしていた...
...小一時間歩いてもまだ到着しない...
...彼は小一時間も練習してやっとできるようになった...
...小一時間許りも密々(ひそひそ)語つてゐた...
石川啄木 「天鵞絨」
...それから小一時間経った後のこと...
海野十三 「雷」
...全速力をつづけること小一時間...
海野十三 「地球要塞」
...それとも昔の記憶がおぼろげになつたためだか尠くとも栄輔君の家をさがし当てるまでに小一時間もかゝつた...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...それから小一時間後(のち)であった...
夏目漱石 「明暗」
...お時の行く小一時間前...
夏目漱石 「明暗」
...やがて小一時間も経つと思う頃...
野村胡堂 「女記者の役割」
...小一時間の講義であるが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...やれ小一時間休めると思ったら...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...はま子など小一時間もおくれて来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...岸田国士の「現代風俗」を読み、小一時間寝る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小一時間、「金吾クン行状記」月は上りぬの巻を覚えにかゝり、倦きて、黒岩涙香「死美人」を読み出し、五十頁、これで十二時となる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そしてそれから小一時間ばかりの間に...
堀辰雄 「美しい村」
...――もうかれこれ小一時間ばかり...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...小ぢんまりした高原などを小一時間ほど歩いてみたが...
堀辰雄 「炉辺」
...小ぢんまりした高原などを小一時間ほど歩いてみたが...
堀辰雄 「爐邊」
...五月二十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕五月十六日 第三十九信きょうは珍しい小一時間をすごしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...小一時間ばかりで吾手は木の様な物に触つた...
村山槐多 「悪魔の舌」
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