...小一時間待たされた...
...彼と小一時間話していた...
...彼女は小一時間も鏡の前で化粧をしていた...
...小一時間歩いてもまだ到着しない...
...彼は小一時間も練習してやっとできるようになった...
...小一時間許りも密々(ひそ/\)語つてゐた...
石川啄木 「天鵞絨」
...あの調子で度胆を抜くのがコツだネ!』彼これ小一時間も□□のホクロに花を咲かして三人は別れ/\に帰つた...
内田魯庵 「人相見」
...列車にのるまでまだ小一時間もたっぷり余裕があったので...
海野十三 「暗号数字」
...僕はそれから小一時間も付き添っていたであろうか...
海野十三 「深夜の市長」
...旗艦を呼び出したまえ」「は」それから、小一時間も、哨戒艦隊は、なおも、そのあたりをうろうろしていたようである...
海野十三 「地球要塞」
...それから小一時間も...
海野十三 「地球要塞」
...まだ小一時間の余裕がある...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...小一時間も過ぎると人夫が帰えって来た...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...それとも昔の記憶がおぼろげになつたためだか尠くとも栄輔君の家をさがし当てるまでに小一時間もかゝつた...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...そのうどんやは尾道と云ふ港町から船に乗つて小一時間位ありました...
林芙美子 「小さい花」
...辿り着くには小一時間かかる谷の一番奥に聖なる隠者がいて...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...私は小一時間もそんな山の中をだんだん心細くなりながら歩きまはつてゐたが...
堀辰雄 「黒髮山」
...……もう小一時間ばかりも松林のなかに寝そべって...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...小ぢんまりした高原などを小一時間ほど歩いてみたが...
堀辰雄 「爐邊」
...話の結果は大至急知らせるから」小一時間後...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...小一時間もして二階でねているうちに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...小一時間ばかりで吾手は木の様な物に触つた...
村山槐多 「悪魔の舌」
便利!手書き漢字入力検索