...小ぶりの湯呑みに近い...
梅崎春生 「幻化」
...雀の卵のやうな小ぶりな梅の実が...
薄田泣菫 「独楽園」
...それよりも小ぶりな魚で...
薄田泣菫 「独楽園」
...黒緑の葉蔭から隠者のやうにその小ぶりな清浄身(しやうじやうしん)をちらと見せてゐるに過ぎない...
薄田泣菫 「侘助椿」
...そよ風を楽しめるように小ぶりな樅の木の形態を取っている...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...雨が小ぶりになったので...
辰野隆 「雨の日」
...ぐっと小ぶりなのは煮干にしたのを下ろし大根と一しょに食べたりもする...
壺井栄 「瀬戸内の小魚たち」
...その法師の姿も人並よりはどう見てもずっと小ぶりな...
中里介山 「大菩薩峠」
...卵も小ぶりではあるけれど...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...午(ひる)すこしまえから急に小ぶりになって...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...小ぶりで、形が良く、かかとは明らかに女だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...宵に小ぶりの雪が解けかけて...
水野仙子 「四十餘日」
...今小ぶりの間にお風呂たきつけに出たら珍しいものを縁の下で見つけました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私がすこし小ぶりになったということは忘れずお話しになるでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...他の二つはやや小ぶりで・いびつ・であったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一人一人にもやや小ぶりな鏡餅をすえ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...小ぶりな茶碗も高価な品のようだし...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...前の茶碗よりずっと小ぶりな白天目(しろてんもく)に緑いろの抹茶(まっちゃ)をたたえ...
吉川英治 「新書太閤記」
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