...そのかわりカレンは、小ざっぱりと、見ぐるしくない着物を着せられて、本を読んだり、物を縫(ぬ)ったりすることを教えられました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「赤いくつ」
...農家は小ざっぱりと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...美しい庭を持った小ざっぱりした小さな家へ行った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...小ざっぱりした散髪屋である...
太宰治 「美少女」
...小ざっぱりしているようじゃございませんか...
太宰治 「めくら草紙」
...小ざっぱりした単衣(ひとえ)に着換えて降りて行く迄(まで)には...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何にしてもこの物臭い風つきは小ざっぱりした部屋の空気に調和しないばかりでなく...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...小ざっぱりとした検察官のマーティン...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...彼女は小ざっぱりした銘仙(めいせん)の袷(あわせ)を着て...
徳田秋声 「仮装人物」
...見たところ小ざっぱりした身装(みなり)もしていなかったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...而して時々丸髷に結って小ざっぱりとした服装(なり)をして親分と東京に往った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼女は何かもっと違った、小ざっぱりした、新しい愛を心に描いていました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...家のなかは去年から見ると見ちがえるように小ざっぱりとなっていた...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...珍らしく小ざっぱりした小倉服の久慈は...
本庄陸男 「白い壁」
...腰障子に大きな蛤の絵が描いてある小ざっぱりした店構えに...
正岡容 「寄席」
...小ざっぱりとした白い壁の小部屋で...
宮本百合子 「明るい工場」
...いかにも小ざっぱりと...
山本周五郎 「似而非物語」
...子供たちを小ざっぱりとさせるのだが...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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