...ここで小さな入(い)り江(え)になっていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...小さな流れにさえ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それは白い小さな蛆虫(うじむし)で...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ほんの小さな隙もない程しつかりと蓋をして置くと...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...何か堅い小さなものが幾つも指にふれた...
梅崎春生 「蜆」
...あの金茶色の胸毛に包まれた小さな魂のいたいたしいまでの善良さを少しでも傷けるやうなことがあつては...
薄田泣菫 「独楽園」
...松林の中に屋根だけ文化式の赤瓦の小さな家の群があった...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...ファザァスが乗った小さな帆前船(ほまえせん)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この小さな存在は...
豊島与志雄 「子を奪う」
...ぽつりぽつりと小さな人家が建ってるに過ぎない...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...かわいい小さな愛の神たちの一人は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...小さな樽の中へ詰めて来た水を飲んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれど、古面の方は眼が糸目なので――開いても柔らかいであろうが――おおかめさんは、小さな眼が、奥のほうで濁った鋭さをもっていた...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...それらの白い小さな花のように何処へともなく私から去っていった少女たちのことを思い出していた...
堀辰雄 「美しい村」
...ブドリがその小さなきたない手帳を出したとき...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...様々の天体の形が刻まれた小さな金の薄板を一ひら持っていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...リリリツツリ」と小さな音が面白く調子よく聞こえて来ます...
夢野久作 「キキリツツリ」
...普通世間で美とせられてゐる小さな纖弱なものではなかつたが...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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