...拓本の趣味を語れといふ學報記者の註文に對して...
會津八一 「拓本の話」
...俺は此問題に對して正面からぶつつかつて行きたい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうして彼は對手に反映したこの心持を意識しながら更に悲哀の表情を持續した...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...荒立てる心を以つて世界に對せざることを――出來るならば如何なる場合にも對象の意志を成さしめむとする愛を以つて世界に對することを――「順」と名づけるならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...凡ての人に對するにその人自身に同化した立場をとらうと思ふ心掛は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...獨りハツバス・ダアダアに對しての振舞は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...頻々(ひん/\)たる地震(ぢしん)に對(たい)して...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...餘震(よしん)に對(たい)しては安全(あんぜん)と見做(みな)して差支(さしつか)へないものと認(みと)める...
今村明恒 「地震の話」
...それは何も佛教に對し惡口を言ふために書いたのではない...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...佛教の如き時間空間を構はない記録に對しては...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...爾雅が之に對する解釋も...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...お吉に對する憎惡の燃え上がつて來るのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これに反して主觀はあらゆる意味で存在とは異る存在ならぬものとしてそれに對立せしめる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...段階から段階或は展相から展相を追うて遂には絶對者に於ける兩者の同一性の完全な知的直觀に終る...
三木清 「歴史哲學」
...上月が支那苦力(くうりい)を見て「人類に對する親しい感情を起させるやうな人間には見えない」と感じたのをつかまへて「此作者は恐らく美醜の感覺の強い人であらう...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...讃岐の鹽飽七島と對立して北木といふ島がある...
柳田國男 「瀬戸内海の島々」
...妻に對して濟まないと思ふ心が起つて來た...
横光利一 「悲しみの代價」
...彼の妻とは初對面であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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