...3自分にとつて興味ある對話の題目は唯自己と自己に屬するものとである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうして神性の具現に對して云ひ難き愛を感ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...そして『進化』と正反對なる或る結果を來した例が少くない...
石川啄木 「葬列」
...自分の家(うち)と對稱(シンメトリー)に建てた家なのだから...
鈴木三重吉 「女の子」
...自分は一つには斯る文章に對する Basic の持つ分解力(resolving power)を示さんが爲に此の例を選んだのである...
高田力 「ベーシック英語」
...絶對的政治萬能主義にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...反對の方向へ他の馬車も動き出した...
長塚節 「教師」
...それが女の繻子の帶と對照して一層みじめなものに見える...
長塚節 「旅の日記」
...母屋と直角になつてゐるので縁側と縁側は睫毛(まつげ)も讀めさうに近々と相對して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...反對に私の居間ときたら...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...それは敵に對する神の愛の現はれである...
波多野精一 「時と永遠」
...工藤に對する夢を何時までも捨てきれないでゐる自分がいとしくもあつたのだ...
林芙美子 「秋果」
...先ず第一に現在のマルクス主義文學理論に對して...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...私の生活――善または惡に對しての私の精神――の裁決者が質素(しつそ)な裝(なり)をして其處に待つてゐるといふ警告も心になかつたのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...絶對的理念が An sich から Fr sich となり...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...直觀に對する甚大な渇望から生れた...
三木清 「歴史哲學」
...なぜなら事實としての歴史は存在としての歴史に對して超越的な方面を有する故に...
三木清 「歴史哲學」
...我々の立場とディルタイなどの解釋學的立場との間の根本的な對立が蔽ひ隱されてしまふことのないやうに注意しなければならない...
三木清 「歴史哲學」
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