例文・使い方一覧でみる「尋ね」の意味

...」と尋ねた... 」と尋ねたの読み方
芥川龍之介「あの頃の自分の事」

...或友人と一緒に差入れに行つたときに矢張り其処の係りの巡査から同じ事を尋ねられた...
伊藤野枝「監獄挿話　面会人控所」

...物識り顔な老人などを掴（つか）まえて尋ねたりしたところでは... 物識り顔な老人などを掴まえて尋ねたりしたところではの読み方
谷崎潤一郎「聞書抄」

...」矢島さんは会社から帰って来ると何時もよくこう尋ねた――矢島さんは家の門を入ると屹度...
豊島与志雄「過渡人」

...兄にでも縋りつくような気で尋ねかけた... 兄にでも縋りつくような気で尋ねかけたの読み方
豊島与志雄「同胞」

...」すると同じように尋ねかけてくる... 」すると同じように尋ねかけてくるの読み方
豊島与志雄「道連」

...」「どうでしょう、」と彼は尋ねた、「法廷の方へはいる方法はないでしょうか...
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...あの人を尋ねて来たんだ... あの人を尋ねて来たんだの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...私は尋ねるが、人々は実際のところ、聖職者たちに教え込まれたこと、肯定を装っている霊魂の永遠不滅について信じているのだろうか？　即ち、答えは明らかに否である...
デイビッド・ヒューム　David Hume 井上基志訳「人間本性論（人性論）」

...疾足（あしばや）に番町（ばんちょう）へ参って知己を尋ねた... 疾足に番町へ参って知己を尋ねたの読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...男が一人出てきて歩き去りました」フィールド警部補が息せき切って尋ねた...
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...わたくしもつい童子のことを尋ねることもよういたしませんでした...
室生犀星「あじゃり」

...こう尋ねてみたのでございます... こう尋ねてみたのでございますの読み方
室生犀星「あじゃり」

...それからよその遠くの島々はどうであろうかを尋ねてみようと思っている...
柳田国男「海上の道」

...一郎をあんな非道（ひど）い眼に会わせたりして……私は尋ねられても返事もしてやりませなんだ... 一郎をあんな非道い眼に会わせたりして……私は尋ねられても返事もしてやりませなんだの読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...梅原君が尋ねて来て驚いて色色（いろいろ）と世話をして呉（く）れる... 梅原君が尋ねて来て驚いて色色と世話をして呉れるの読み方
與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」

...少年頼朝が父のみよりを尋ねて行ったという“青墓ノ宿”というのが...
吉川英治「随筆　新平家」

...それでは早速、拙者もその奈良井の大蔵とかを、尋ねて参ろう... それでは早速、拙者もその奈良井の大蔵とかを、尋ねて参ろうの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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