...しかしどちらも同様に尊敬するなどと云ふことは...
芥川龍之介 「解嘲」
...これやがて自己を尊敬する所以であります...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...母は母として尊敬する...
大杉栄 「獄中消息」
...私はこの四人を永久に尊敬する...
太宰治 「當選の日」
...誰も心で尊敬するわけではないが...
中原中也 「非文学的文士」
...私はそれを尊敬する...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...学者を尊敬する事を知らんからである...
夏目漱石 「野分」
...女を尊敬するという気風につけ込むのか...
夏目漱石 「私の個人主義」
...尊敬する理論であってさえも短いあいだそこに留まることをしない...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...私は政治家としての原敬も尊敬するが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...この後(のち)あるいは君の生死を掌握するかもしれないような人間を尊敬するような...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...吾々の尊敬する村瀬梧八氏にお願ひ致さうではありませんか――」と一同の上を見廻した...
牧野信一 「女に臆病な男」
...友の生きかたを尊敬する意味において十分鄭重であるのが自然だと思う...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...自分の詩が自分の尊敬する雑誌に載ったという事実を今ははっきりと意識することができた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...先生を尊敬する心には元よりなっていなかった...
室生犀星 「幼年時代」
...常に愛する人を尊敬するのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...良人の活動力を尊敬する心が...
矢田津世子 「女心拾遺」
...尊敬する気にはなれないし...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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