...暫く自己の精錬と淨化とに專心せむとするのが何故に惡いのであるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...專制の次には立憲自由制になるのが自然なること等で...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...殊(こと)に新(あたら)しい專門的術語(せんもんてきじゆつご)はおほくは日本化(にほんくわ)することが困難(こんなん)でもあり...
伊東忠太 「國語尊重」
...またはほかの物なりに――專ら熱心にならせて見たいのです...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...北海道の新聞記者の多くがまだ專ら昔の萬朝記者じみたところがあるのを思ひ出す...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一應專門の眼科醫に診(み)て貰ふ事にしようと言つて伴れて出た...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...專ら此理を智識の一途に求めて...
内藤湖南 「學變臆説」
...今は此一字なれば專ら此觀念を示すなり...
西周 「尚白箚記」
...識ハ專ラ頭腦ノ思慮作用ニ出デ...
西周 「人智論」
...自國のことのみに專念して他國を無視してはならないのであつて...
日本国 「新憲法の解説」
...專次」平次もツイ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...で」專次はゴクリと固唾(かたづ)を呑みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ところで、親分に頼まれたことがありましたネ」「何だい」「文吉、七平、專次、それから三河屋の身許と、匕首(あひくち)の出所」「すつかり忘れて居たよ、そいつを聽かしてくれ」平次は急に元氣づきました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「專之助と何を話してゐた」八五郎はツイこんな事を訊いて見たくなりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...地獄へ行つたら利息をつけて貰つたら宜からう――尤も專之助とお筆の祝言には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世間では專らさう言つてゐるぜ」深川西町の鬼の小左衞門...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...專務さん、もう何も云つて下さるな...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...專らヤラフを用ゐ...
柳田國男 「食料名彙」
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