...忠實な專門の學者にもなれた人が多いのであらう...
會津八一 「大學とその總長」
...神經は專ら自意識の上にあつまり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...專ら柳暗花明の巷の女にのみ接して青春を過したからである...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...專制から自由え、自由から統制えの歩みこそ、近代社會の發展において否定すべからざる世界共通の傾向ということができる...
石原莞爾 「新日本の進路」
...然し妻にそれを專らやらせて置けば...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...北海道專門のものを廣めることが出來る便利を持つてゐるぢやアないか?」「それもさうぢや...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...專門家の援助を度外して偏へに選擧區の俗情を迎合するを是れ勉む...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...併し私の專門に屬することでないから...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...最初の爾雅が專ら動詞の解釋たるに對して...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...命は專ら神事を掌りたまひし趣は知らるべく...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...自分が初めて師事したのは 1893年であつたが キール大學よりベルリン大學に移つてから間もない時分であつたから專らキルヒホツフの講義を蹈襲していた...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...どうしても此は二人の間を離れさせるのが專一である...
長塚節 「芋掘り」
...「お前その口笛をよく聞いて知つて居るだらうな」「――」「他の人の口笛と專次の口笛と間違へるやうなことはあるまいな」「間違ひつこはありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...美術史專攻の學生は...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...余の專門的見地より特に愉快に思ふ次第である...
本多靜六 「大植物圖鑑」
...娯樂を專門とする者が生じた...
三木清 「人生論ノート」
...外の重役の奴等が同意しやあがらないんだから……」「專務さん...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...又專門審美家のうちにも粧飾語を弄ぶものあり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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