例文・使い方一覧でみる「将曹」の意味

...将曹の前へ置いた...   
直木三十五 「南国太平記」

...将曹が「左源太」と...   
直木三十五 「南国太平記」

...その品が偽り物ならば、偽り物、真実ならば真実と、一通り、掛役人にて取調べされるよう御指図なさるのが、月番の貴殿の役では」名越は、大きい声で、一息に、ここまで喋ると、将曹が、真赤になったかと思うと「黙れっ、黙れっ」と、叫んだ...   
直木三十五 「南国太平記」

...八郎太は、将曹の、意外な怒りに、態度に、掴んでいた裾を放すと共に、無念さが、胸の中へ、熱い球のように、押し上って来た...   
直木三十五 「南国太平記」

...襖が開くと「お久し振り」将曹の愛妾...   
直木三十五 「南国太平記」

...山内等が将曹へかかる」高崎は...   
直木三十五 「南国太平記」

...召捕らせたのは、将曹か、平か、お由羅あたりの指金らしいが――当節は、奉行も、利口で、風向次第、何んとでもするものらしい」「まあ、御奉行様が、左様なことを――」「奉行も、老中も――益満の申す如く、徳川の綱紀は、乱れて来ているらしい」「妾――お兄様、幾度死のうかと、決心しましたか知れません、本当に――」深雪は、こういうと、袖を目へ当てた...   
直木三十五 「南国太平記」

...将曹とが入って来た...   
直木三十五 「南国太平記」

...将曹、平の如き人物に対してでさえ、人には何か、取柄のあるものゆえ、喧（やかま）しく申すなと仰せられた...   
直木三十五 「南国太平記」

...謂わんや、お由羅や、将曹の如き、蠅にも如（し）かぬ...   
直木三十五 「南国太平記」

...お由羅は、朱塗、金蒔絵の女駕に、斉興も、駕に、平、将曹等は、馬上で――その左右には、書院番、奥小姓などが、付き添うて、それぞれ、陣笠に、陽を避けつつ、いろいろの響きを、混合させて、橋いっぱいになって、通りかかって来た...   
直木三十五 「南国太平記」

...将曹の手下共じゃ...   
直木三十五 「南国太平記」

...何んという言葉を使う」「殿中にても、世上にても、左様に申しております」久光は、手早く、将曹から、幕府へ報告した文面の写しを、取り上げて「この、禀申書の如き、署名は、ただ、将曹一人、藩老の連署が無くて、何故、この藩国の一大事件を、上へ通達するような、軽々しきことをなされました...   
直木三十五 「南国太平記」

...将曹が、立上って「只今、そちらへ――」と、叫んだ...   
直木三十五 「南国太平記」

...将曹が、苦い顔をして、久光の後方からついて来た...   
直木三十五 「南国太平記」

...将曹、そうであろうが――」と、云った時、お由羅が「それは？――何ういう？」と、将曹へ、話しかけた...   
直木三十五 「南国太平記」

...将曹らを討つのを機として...   
直木三十五 「南国太平記」

...（えらいお方だ）と、将曹は、心の底から、しみじみと、感じることが出来た...   
直木三十五 「南国太平記」

「将曹」の読みかた

「将曹」の書き方・書き順

いろんなフォントで「将曹」

ランダム例文：
修行   健気な   卜書  

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