...「余が嗜好の事専ら奇書にあり...
芥川龍之介 「僻見」
...役員は専ら研究のみに従事することの出来る仕組に成つて居るが...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...専ら父が築いてくれた有利な地盤を蹈台(ふみだい)にして...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...夫は専ら言論文章だけによる活動以外のものであってはならぬ...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...その党派を支持することが再び専ら自己個人の主観的な関心に帰着すると考えられるからに外ならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...――さてこういう弁証法の意味が具体的に成り立つのは専ら人間という個体に於てであって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...だから種の論理学者としての田辺博士の功績は別として、社会哲学者としての田辺教授の功績は、専ら、世間にあり振れた民族国家至上絶対主義という常識(?)に、種の論理を接種するという処にのみ横たわる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之を専ら観念の支柱としていた処の知識人乃至文化人であったのだから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...専ら貧農を救済していることになるが...
戸坂潤 「社会時評」
...専ら例の政治的な国内相剋緩和のための文学のように見える...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...専ら作家の活動のためにその存在理由を有っているものだというのがこの錯覚である...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...専ら『やさしき恋愛の学問』に耽つてゐたのであつた...
平林初之輔 「文学方法論」
...実の父母を第二にして専ら舅姑の方を親愛し尊敬して孝行せよとは...
福沢諭吉 「女大学評論」
...さながら遠く物語の時代に遊ぶ思ひを抱かしめるといふ専らの評判で...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...支那では専ら作って居って...
牧野富太郎 「植物記」
...祖母が専ら私を育てたのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...専ら大小の寄木を当てにしていた時代が久しく続いた...
柳田国男 「海上の道」
...専ら伝えられてきたのは...
吉川英治 「新書太閤記」
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