...病菌の活躍を封鎖したのだった...
海野十三 「振動魔」
...封書の表にはただ「お嬢さま」と書いてある...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...まっさらの封筒を出してきた...
高見順 「いやな感じ」
...貯金の封鎖だの、財産税だので、もう叔父さまも、これまでのように私たちにお金を送ってよこす事がめんどうになったのだそうです...
太宰治 「斜陽」
...封印はそのままになってて...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...封を切ったまま置いてあり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...封筒の表書のできるのを待って...
徳田秋声 「仮装人物」
...吾人かつて各地に遊びその封建城下なるものを見るに...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...封建勲閥のほかにいまだ真正の政治上の権勢なるものを見ざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...兄の名も嫂(あによめ)の名も彼の前には封じられた言葉のごとく...
夏目漱石 「行人」
...彼はすっと音をさせて、封を裂いた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...小さい結び文を封も切らずに手箱の中から出して持つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四十万石の封土(ほうど)を...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...封建の制度、すでに廃して、士族無経済の気風、なお学生の中に存するは、今日天下の通弊なり...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...一通の封じぶみを渡された...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...六月二十六日夜 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕六月二十六日 第五十六信さて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...立ったままで手紙の封をひらいた...
山本周五郎 「風流太平記」
...それ以前から、上野介は、本家の足利家が、あまりに微禄なのを見かねて、足利家の転封を、時の幕府に内々運動中であった...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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