...これは何れも百年以上の長寿を保ちたる前世紀の遺物なり...
石川啄木 「閑天地」
...仏は長寿(ながいき)の人です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...・梅雨の満月が本堂のうしろから・傾いた月のふくろうとして□けふから田植をはじめる朝月・朝の虫が走つてきた・朝月にもう一枚は植ゑてしまつた・炎天の影ひいてさすらふさみしい道を蛇によこぎられる今夜は行乞所得で焼酎を買ふことが出来た(十方の施主、福寿長久であれ、それにしても浄財がそのまゝアルコールとなりニコチンとなることは罰あたりである)、そしてほろ/\酔ふた(とろ/\まではゆけなかつた、どろ/\へは断じてゆかない)...
種田山頭火 「行乞記」
...そうつと通らうとするのを恵比寿様の冠みたいな頭をのしあげてがわがわ追つてくる...
中勘助 「銀の匙」
...十年と寿命のあるものは...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...また平均寿命は三二年五分の一となった1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...英蘭(イングランド)における平均寿命が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一方には長沢、上野、中条、鏡、田中矢徳(のぶよし)等のごとき民間の数学教育家ないしは教科書著訳者が盛んに出現すると共に、やや後れて菊池大麓、寺尾寿、藤沢利喜太郎等のごとき大学教授にして、中等教科書の作製に深き興味を感じ、多大の研究を積んで良教科書を編纂し、一世を風靡するという有り様となった...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...安寿は「ほかにない...
森鴎外 「山椒大夫」
...意外にも安寿の顔からは喜びの色が消えなかった...
森鴎外 「山椒大夫」
...この尾久の家に来てから寿女はよく粗相をした...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...上総(かずさ)下永吉(しもながよし)の林寿祐氏もその地の字横枕はそんな場所だといわれた...
柳田國男 「地名の研究」
...その女食いて長寿なりといっているのがそれである...
柳田国男 「雪国の春」
...おれが寿命を早めることになっても...
山本周五郎 「桑の木物語」
...寅寿の顔をみまもりつづけた...
山本周五郎 「新潮記」
...歌寿は渡された爪を手で探って見て「これは私がお嬢様に差し上げたもの」と云った...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...松寿丸の打首は免じるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江先生の寿命が縮まッてゆく今だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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