...その為にも「お隣の先生」の御寿命(ごじゆみやう)のいや長(なが)に長からんことを祈り奉る...
芥川龍之介 「田端人」
...画看板(ゑかんばん)を掲げた寿座は余り昔と変らないらしかつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...いつまでも長寿を保っている夫を恨み...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...それで私は天寿の許す限り趙州の顰(ひそみ)にならつて奮励する心組(こゝろくみ)でゐる...
夏目漱石 「点頭録」
...東西の長寿を競って居ります...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...山野と話してるとこへ伊藤寿二来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それだけ寿命がちぢまることだと...
宮本百合子 「きょうの写真」
...寿江子が、例えばストコフスキーという人の指揮ぶりの非本質性を本能的に見ぬいたり、ストラビンスキーという、日本の現代作家80パーセントがその亜流であるような在フランス作曲家の非音楽性を見ぬいたりするところは、健康な資質で貴重だが、その健全の可能が、どのように伸びるか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寿江子の方がスケールは大きいのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五日ごろ寿江子が上ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寿江はもうどこへか行くのだそうですし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自由な寿詞(じゅし)に滑稽味(こっけいみ)を取り混ぜたりもして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...前年庚戌十二月の寿筵は此媼(おうな)をしていたく疲れしめた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...躋寿館では『医心方』影写程式(えいしゃていしき)というものが出来た...
森鴎外 「渋江抽斎」
...……寅寿は黙っていた...
山本周五郎 「新潮記」
...こっちへ向いて立っている東寿を認めた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...千寿王の輿(こし)は...
吉川英治 「私本太平記」
...寿張県(じゅちょうけん)の役所の前へ来てしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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