...彼女たちのスタイルは対蹠的だけど、どちらも美しい...
...この小説は対蹠的な二つの世界を描いている...
...彼は対蹠的な二つの見解から議論を始めた...
...この映画は対蹠的な主人公たちの物語だ...
...彼の考えは対蹠的で、どちらが正しいか決められない...
...資本主義の破壊的危機と対蹠関係に立つものがソヴェート同盟に於ける社会主義建設であることは...
戸坂潤 「技術の哲学」
...又そういうもののよい対蹠人である「実際家」的社会科学者も少なくはないが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...対蹠や反対や対極というように...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それと対蹠的な心理をおのずから醸し出していたのである...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...第一にそれは事実――事実とはロゴスとの対蹠というだけの意味である――の有つ偶然性ではなくして必然性であらねばならぬ...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...わがロシヤのロマン派の特質はヨーロッパの現実ばなれ人種とは対蹠的なもので...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...その雨期と乾燥期との時期に於て対蹠的であるが...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...それは諸種のイズムと対蹠的に立つイズムである...
豊島与志雄 「愉快な話」
...それは貧乏神とは全く対蹠的(たいせきてき)な大財閥が一人控えている...
中里介山 「大菩薩峠」
...でっぷりと小肥りの身体と、骨ばった痩躯も、対蹠的だ...
火野葦平 「花と龍」
...常に簡単な階級的真理の相対的或は対蹠的な形態に帰納される!一一・二二...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...世界の文化に尽したという全く対蹠的な一事実を...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...キュリー夫人と何と対蹠的な表情...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...欧米と対蹠(たいしょ)的なものが沢山あるからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自分自身のうしろにちぢこまっているようであるのと対蹠(たいせき)的に...
山本周五郎 「季節のない街」
...まったく対蹠的(たいしょてき)な主人と家風だったのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...これは、まったく、対蹠的である...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...小母さんとは全然対蹠(たいしょ)的な純官員さんであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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