...われわれは時の代わりに或(あ)る何かのエネルギーあるいは「作用(ウィルクング)」のごとき量を基本的のものとしてこれを空間と対立させる事によって...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...三さてジャーナリズムとアカデミズムとを一応こう対立させるとして...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...実践的世界観と観想的世界観とを対立させることが出来るだろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...実験を統計に対立させるに因んで...
戸坂潤 「技術の哲学」
...――今日人々が科学的なものに対立させる個性の概念も...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...だから人々は往々実験的なるものを統計的なものに対立させることさえするのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...田辺哲学はそういう意味に於て主客を同時的成立の条件の下に対立させる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...宗教を何か反宗教的文化に対立させるよりも...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...無雑作に対立させるのは全く安価な心理学である...
戸坂潤 「思想としての文学」
...常識を科学的又は学術的知識に対立させる処のものである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之を之とは異った研究方法に基くものと考えられる文化科学に対立させる種類の見解は...
戸坂潤 「辞典」
...従ってこれに応じて空間と空間という概念とを対立させることも無用でなければならない...
戸坂潤 「性格としての空間」
...二つを対立させることによってこの社会の何かの矛盾を解き得るかのような望みを持つ者が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...人間をば人間を超えた人間以上のものに対立させる...
戸坂潤 「読書法」
...対立させることだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...対蹠的な性格にある二人の人物を作品の中で対立させることは...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...吾々はもう権利と「力」とを対立させる事を已(や)めなければ行(い)けない...
夏目漱石 「点頭録」
...不自然に対立させるというわざとらしさが現われるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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