...恐ろしい死者に対決する勇気がなく...
田中英光 「さようなら」
...当時の十九世紀の社会状態に内在する不正義と対決するとき...
豊島与志雄 「死刑囚最後の日解説」
...自然に対決する一つの視線をもった自分と...
中井正一 「生きている空間」
...自分が対決するところの...
中井正一 「脱出と回帰」
...この宇宙に対決するものにとって...
中井正一 「図書館に生きる道」
...この大宇宙に対決するにたりる...
中井正一 「美学入門」
...万葉時代から中世にかけての自然に対決するこころも...
中井正一 「美学入門」
...つまり深く切実なせつなさをもって物に対決するこころが...
中井正一 「美学入門」
...これは実は自我が宇宙に向って対決するにあたって...
中井正一 「美学入門」
...あらゆる内外の病原菌に対決する最重要部であることを自覚さるべきである...
中井正一 「民族の血管」
...峰右衛門と閻魔(えんま)の前で対決することにきめたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「生命」と「自我」は対決する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...やがて理性に対決する力を持ち始めたのだ...
北條民雄 「年頭雑感」
...眼に見えない敵とでも対決するように額をあげ肩を聳(そび)やかした...
山本周五郎 「おれの女房」
...私は彼と対決するように睨んでいるうち...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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