...こうして対坐して...
太宰治 「狂言の神」
...白衣を着て対坐したところが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女と対坐(たいざ)する健三はきっと苦い顔をして黙らなければならなかった...
夏目漱石 「道草」
...時間の価値というものを少しも認めないこの姉と対坐(たいざ)して...
夏目漱石 「道草」
...何かに付けて後(うしろ)を振り返りがちな彼と対坐(たいざ)している健三は...
夏目漱石 「道草」
...百三十一お延とお秀が対坐(たいざ)して戦っている間に...
夏目漱石 「明暗」
...宗助は四五分対坐して...
夏目漱石 「門」
...」私は妻と対坐して朝の珈琲をのみながら...
牧野信一 「交遊秘話」
...貞固と五百とが窓の下(もと)に対坐していると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...真名女は靱負之助とただふたり対坐していた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...すぐに又四郎と客間で対坐した...
山本周五郎 「百足ちがい」
...雅楽頭と大和守は対坐していた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...静かに信長へ対坐し...
吉川英治 「黒田如水」
...――だからそこの書院では、いながらに、金剛、葛城(かつらぎ)、そして峰つづきの水越峠までが、対坐のすがたで、一望に眺められる...
吉川英治 「私本太平記」
...旧役部屋らしい一室にふたりは対坐したのである...
吉川英治 「私本太平記」
...こう対坐したのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...いいか三左」一方――以前の広間のほうでは、まだ人払いのまま、秀吉と勝入だけが、黙然(もくねん)と、対坐していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...長いあいだ対坐していた...
吉川英治 「日本名婦伝」
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