...寺領地等より得るところの金...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...今日寺領の地頭の中に仰せらると云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...そして私に寺領の畠を貸すか貸さないかが議せられる日だ...
種田山頭火 「行乞記」
...寺領が武家に占領された時のことは明に分ります...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...これはというほどの寺領を後援し...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...近くの領地は寺領に付けて以前から播磨(はりま)の奥の郡(こおり)に人も通いがたい深い山のある所を選定して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...寂しい寺領の奥の院で自由に暮した...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...そのすっきりした高い姿とともに寺領の長い廊下の中に現われた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...昔の寺領で、同じ名の慈恩寺と呼ぶ天台宗の寺があった...
柳田国男 「故郷七十年」
...東大寺領播州矢野などでは別名に対するのが例名(れいみょう)である...
柳田國男 「地名の研究」
...寺領の矢野の例名(れいみょう)という土地が久しい間論諍(ろんそう)の目的物になっている...
柳田國男 「地名の研究」
...そこは瑠璃光寺の寺領で...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...お寺が寺領を沢山持つ...
横光利一 「旅愁」
...寺領の外の空地に小屋を建てならべている御開帳あてこみの見世物の景況を...
吉川英治 「江戸三国志」
...おそらくは九州東福寺領への赴任者として永らくこの地に住んでいた一僧にちがいあるまい...
吉川英治 「私本太平記」
...――東福寺領肥前ノ国彼杵(ソノキ)ノ荘ヘノ鎌倉幕府下知状目録といったような文書の反故裏(ほごうら)がたんねんにつかってある...
吉川英治 「私本太平記」
...寺領を寄進したり...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そこは増上寺の寺領で...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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