...余(よ)が旧友(きういう)寺泊(てらとまり)に住(すむ)丸山氏の(医家)祖父(そふ)は博学(はくがく)の聞(きこ)えありし人なりき...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...三嶋郡寺泊(てらどまり)の駅(えき)に順風(じゆんふう)を待(まち)玉ひし間(あひだ)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...寺泊(てらどまり)にのこる順徳帝(じゆんとくてい)の鳳跡(おんあと)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...延対寺泊り...
高浜虚子 「五百五十句」
...あの伝で瑞巌寺泊りの駒井氏をも驚かしたそうだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...此の所は越後の寺泊と相對した赤泊の漁村である...
長塚節 「佐渡が島」
...出雲崎へつける位なら一層寺泊の方がよからうといふと運賃が十五圓ばかり狂ふがいゝや仕方がねえと胡麻鹽頭のフケを掻き落しながら博勞がいつた...
長塚節 「佐渡が島」
...どうやらこれでは寺泊へ行けるらしい...
長塚節 「佐渡が島」
...寺泊へついたのは五時頃である...
長塚節 「佐渡が島」
...余はかう思ひながら靜かに暮れ行く寺泊の磯の砂濱へ笠も蓙も荷物も投げ出して徐ろに草鞋の紐を結んだ...
長塚節 「佐渡が島」
...九月の十九日に佐渡の赤泊の漁村から和船に便乘して越後の寺泊へ渡つた...
長塚節 「彌彦山」
...寺泊へついたのは丁度黄昏近くであつたが泊らうかどうしようかと思つたので或宿屋へ立ち寄つて見ると...
長塚節 「彌彦山」
...地圖を披いて見たら此漁村は寺泊であつた...
長塚節 「彌彦山」
...笹川の流れと云ふに従ひて遠く行くとも君知らざらん越後の寺泊から北上して出羽に向ふ車中での作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...寺泊馬市すてふ海を越え佐渡に渡さん駒はあらぬか今日は馬市が立つといふので表がざわめいてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...おそらくは寺泊(てらどまり)・出雲崎の方面で...
柳田國男 「地名の研究」
...わずかに寺泊(てらどまり)に来て上陸したといって...
柳田国男 「雪国の春」
...寺泊(てらどまり)の或る一僧に...
吉川英治 「私本太平記」
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