...寸秒でも逃さず見ている...
...彼女のピアノの演奏は寸秒の隙もなかった...
...寸秒の遅れが命取りになる場合がある...
...彼の反応は寸秒ごとに変わっていく...
...繊細な仕事だから、寸秒のミスも許されない...
...それは実に寸秒を争うのである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一閃の光によって寸秒の間てらし出されるときである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なかなかここで寸秒の座談に尽すというわけには参らぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...寸秒のやすらいも与えないのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...寸秒の弛みもない戰場の心がまへにも劣らないから...
吉川英治 「折々の記」
...とたんに、寸秒の刻々も、具行には、心ぜわしい...
吉川英治 「私本太平記」
...寸秒の作用のふしぎ...
吉川英治 「私本太平記」
...そしてほかに何か寸秒の転機でも待つかのような無表情をただその顔に持つだけだった...
吉川英治 「私本太平記」
...寸秒(すんびょう)の危機(きき)は目前(もくぜん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...天機は寸秒(すんびょう)の間にもうごく...
吉川英治 「新書太閤記」
...寸秒の無変化もゆるしてはおかない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...二十をかぞえるに足らない寸秒の間であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...事実は寸秒に次ぐ寸秒で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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