...彼にとつて盡きざる寶と見えたものも...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...よく私共は寶奪ひや鬼ごッこをやつた...
石川啄木 「二筋の血」
...寶貝のかくれ蓑を着て...
泉鏡花 「遺稿」
...修禪寺の奧の院路三寶ヶ辻に彳んで...
泉鏡花 「遺稿」
...恁る折しも三寶ヶ辻で...
泉鏡花 「遺稿」
...彼が屡々讃美した素晴らしい寶冠もあつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...もし田舍の子供がこんな寶石を見付けたとしたら...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
......
武田祐吉 「古事記」
...同じ年薩摩領寶島でも...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「こつちの方(はう)酷(ひど)く威勢(えせい)えゝから俺(お)らも仲間入(なかまいり)させてもらえてもんだ」寶引(はうびき)の婆(ばあ)さん等(ら)はいつた...
長塚節 「土」
...「その二つの家寶が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ寶玉の屑のやうに貴かつた白砂糖で作つた打物(うちもの)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...重寶(ちようはう)な品だつたに違ひない」久良山三五郎はこの半弓が氣に入つた樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大事な彼女の寶が何時(いつ)か無くなりやしないかと心配して...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その嘴(くちばし)には寶石を鏤(ちりば)めた腕環を啣へてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...汚點(しみ)も汚(よご)れもない追憶といふものは素晴(すば)らしい寶玉ですね――汲(く)んでも盡きない清らかな元氣囘復の源(みなもと)ですね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しかし私はこの量り難い寶が自己の外に尋ねらるべきものではなくて...
三木清 「人生論ノート」
...【三一】人に與ふることは取ることの手段なることを知るは、政治の寶なり...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
便利!手書き漢字入力検索