...松殿の寵姫と共に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...幾多のことを運命の過分な恩寵と感ずるやうになつて來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...二人の天の寵児が測り難き全智の天に謝する衷心の祈祷は...
石川啄木 「葬列」
...レスリーモ颯子ノ寵愛ヲ蒙ムルコトクーパーニ劣ラナイノデアルガ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...神の寵兒のアキリュウス・ペーレーデース故郷より...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...凡そ軍人としては此の上もなき最高の位置及び之れに伴へる君寵を享け...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...お由羅に寵愛(ちょうあい)せられているかと思うと...
直木三十五 「南国太平記」
...殿様がお君さんを御寵愛(ごちょうあい)になる……という噂が誰言うとなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井能登守の寵者(おもいもの)のお君の方(かた)であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういう特別の恩寵に値するのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この恩寵を空しくしていいであろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その寵遇(ちょうぐう)は...
吉川英治 「三国志」
...いよいよ恩をかけてご寵用なさればいいことです...
吉川英治 「三国志」
...満寵(まんちょう)そのほかの大将を従えて...
吉川英治 「三国志」
...信長の恩寵を、人いちばい厚くうけている自身を、そこに顧みるほど世上にたいしても、「かくては名折れ」と、焦心(あせ)らずにいられなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...決定的な君寵(くんちょう)を飾った...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふだんの御寵愛(ごちょうあい)がふかいだけに...
吉川英治 「親鸞」
...親の景時にたいする頼朝の信寵の現われであったといってよい...
吉川英治 「随筆 新平家」
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