...彼はクラスの寵を一身にあつめた...
太宰治 「猿面冠者」
...寵愛の鳥、梟を黄昏の空に飛ばしてこつそり笑つて眺めてゐる智慧の女神のミネルに...
太宰治 「道化の華」
...神の存在し給ふことをば我々をして信ぜしめんがために聖寵を垂れ得給ふからであります...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...175神寵受くる列王の中に最も憎むべき汝...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 195神の寵する大王の怒まことに恐るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...酒井左衛門尉の御寵愛(ごちょうあい)を蒙(こうむ)った尤物(ゆうぶつ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...漢(かん)の成帝(せいてい)に寵愛を受けた美女飛燕のことなどを例に引いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...最初の恩寵(おんちょう)のしるしなのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...父母寵愛して恣(ほしいまま)に育(そだて)ぬれば...
福沢諭吉 「女大学評論」
...寵愛(ちょうあい)ならびない浪路のいい分に背(そむ)いて得はないと知る彼女...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...寵姫を母とした御子(みこ)を早く御覧になりたい思召(おぼしめ)しから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...満寵(まんちょう)が抜擢(ばってき)された...
吉川英治 「三国志」
...将軍尚寵(しょうちょう)は...
吉川英治 「三国志」
...多くの寵妾(ちょうしょう)をめぐって...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとえにみな蘭丸の君寵(くんちょう)浅からぬためといってよい...
吉川英治 「新書太閤記」
...鳥羽の寵姫、美福門院(びふくもんいん)は、すでに、幼帝近衛の御母であり、ここにまた、女院政治すら行われそうです...
吉川英治 「随筆 新平家」
...親の景時にたいする頼朝の信寵の現われであったといってよい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...その寵遇をうけているものとして「五士(し)一僧(そう)」ということを世間でよくいう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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