...とんと御寵愛(ごちょうあい)の猫も同様...
芥川龍之介 「邪宗門」
...普通刑事裁判所もオールド・ベーリーも今ではその寵児を特に腕を差し伸べて招かねばならなくなった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...寵臣去りて群小の肝胆寒し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...新お代官の寵者(おもいもの)お蘭さんの言うところによると...
中里介山 「大菩薩峠」
...天下の相国(しょうこく)の寵愛を一身に集めたその時のわたくしたちの運勢で申しますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...日ごろの寵(ちょう)を恃(たの)んで出かけて行った...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ことのほか御寵愛なされた『瑞陽(ずいよう)』ともうす丹頂の鶴...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...愈々「大洋の寵児」決定...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あまりにひどい御殊寵(しゅちょう)ぶりであったからその当時は嫉妬(しっと)を感じたのであるとそれらの人は以前のことを思っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮仕えに出すと帝王の恩寵(おんちょう)が一人に集まって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...或るときはこれを彼らの神々が寵愛するものと考えて人間以上に尊敬し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...聖寵がうけられるようにしてくれる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...後宮に近習し上の寵を蒙った婦人たちをさしているのであろう...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...第一は神の恩寵、第二は僧と平信徒、第三は教会...
柳宗悦 「工藝の道」
...吉保を盲寵(もうちょう)し...
吉川英治 「大岡越前」
...これなん曹操の寵士(ちょうし)で...
吉川英治 「三国志」
...帝の寵妃(ちょうひ)...
吉川英治 「私本太平記」
...信長がその寵愛を傾けて打ちこんだのも無理はないと思う...
吉川英治 「新書太閤記」
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