...寥々(りょうりょう)として寒そうな水が漲っている...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...船既ニ過ギレ半途ヲ庸卑多ハ就キレ眠ニ々自ラ罷ミ寥々可シレ悦ブ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...船既ニ過ギレ半途ヲ庸卑多ハ就キレ眠ニ々自ラ罷ミ寥々可シレ悦ブ...
京山人百樹 「北越雪譜」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...以て其機関雑誌に掲出せしめたり固より寥々たる短章に過ぎずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...しかしそれすら寥々(りょうりょう)たるものである...
夏目漱石 「作物の批評」
...しかしてその線をたどる通行人の極めて寥々(りょうりょう)たるがごときものである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...寥々と瘠せた男が影のように坐っているさまは鬼気迫るような気がする...
久生十蘭 「魔都」
...寂々寥々(せきせきりょうりょう)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...右手に寥々と婦人作家が出現して来るというわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...晨星寥々(しんせいりょうりょう)さ...
森鴎外 「鼠坂」
...ちょんまげは力士以外に寂々寥々...
山本笑月 「明治世相百話」
...寥々(りょうりょう)とした星ばかりならいいが...
吉川英治 「江戸三国志」
...寥々として、捨(す)て篝(かがり)が所々に燃え残っている...
吉川英治 「三国志」
...寥々(りょうりょう)とすだく虫の音があるばかり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...寥々(りょうりょう)たる人数にすぎないが...
吉川英治 「新書太閤記」
...寥々(りょうりょう)たる味方の影に...
吉川英治 「新書太閤記」
...寥々(りょうりょう)というほどもないのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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