...寤めまして詔りたまはく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...目がお寤(さ)めになつて「此處は何處だ」と仰せられましたから...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
......
武田祐吉 「古事記」
...周の眼が寤(さ)めた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...君うなされてるようだが」曾はそこでからりと夢が寤(さ)めた...
田中貢太郎 「続黄梁」
...彼は冷汗に浸(ひた)って寤(さ)めた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...寤めは寤たが、満員と体の好い嘘(うそ)を云って謝絶された...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...寝(ね)ても寤(さ)めても...
夏目漱石 「草枕」
...翌日眼を寤(さま)した所が...
西尾正 「陳情書」
...その人寤(さ)めて多くの帽失えるを知り失望してその帽を地に抛(なげう)つと...
南方熊楠 「十二支考」
...さて稚を鳴らして寤(さ)ますがよいと答えた...
南方熊楠 「十二支考」
...やや寤(さ)めてまた寐(い)ぬれば犬しきりに枕頭に吠ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...七人始めて寤(さ)めてエフェスス村に入った...
南方熊楠 「十二支考」
...一犬たちまち吠えて主人を寤(さ)まし...
南方熊楠 「十二支考」
...金宝で満ちた地下の宮殿に入ったと見て寤めたと...
南方熊楠 「十二支考」
...三月になると寤(さ)めて居食いする...
南方熊楠 「十二支考」
...【五五】感寤...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...ひそかに思ふ終に寤ざるもの真の寤か...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
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