...寤寐(ごび)の間斷えず耳目を往來せり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...御心やや寤(さ)めたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...寤めまして詔りたまはく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「いまだも寤めまさぬか...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...目がお寤(さ)めになつて「此處は何處だ」と仰せられましたから...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...一族の者が前に集まっているのを見て夢の寤(さ)めたような気になった...
田中貢太郎 「嬌娜」
...豁然(かつぜん)として夢が寤(さ)めたようになった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「考城隍」
...周の眼が寤(さ)めた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...寤めて後小説執筆...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...……と云う声にはっと眼を寤(さま)しました...
西尾正 「陳情書」
...寐ても寤(さ)めても是ばかりは忘れる暇(ひま)もなかったのだが...
二葉亭四迷 「平凡」
...ファッツ徐々(そろそろ)下りる音に眼を寤(さま)して飛び懸る...
南方熊楠 「十二支考」
...その人寤(さ)め往きてこれを取らば...
南方熊楠 「十二支考」
...やや寤(さ)めてまた寐(い)ぬれば犬しきりに枕頭に吠ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...金宝で満ちた地下の宮殿に入ったと見て寤めたと...
南方熊楠 「十二支考」
...三月になると寤(さ)めて居食いする...
南方熊楠 「十二支考」
...夫子既以感寤而贖レ我...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...寤寐判せず迷覚了せざる的の漢となりて一生を漫遊せんことは彼と雖も難レ有涙をこぼすなるべし...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
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