...定めて寤寝切(ごしんせつ)なる思いをしなければなるまいと思っていたが...
大杉栄 「獄中消息」
...すなはち寤(さ)め起ちて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...日子寤間(ひこさめま)の命...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...次に日子寤間(ひこさめま)の命は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...お寤(さ)めになつて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...かの正氣を失つた軍隊が悉く寤(さ)めました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...目がお寤(さ)めになつて「此處は何處だ」と仰せられましたから...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...「まだお目寤(ざ)めになりませんか...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...豁然(かつぜん)として夢が寤(さ)めたようになった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「考城隍」
...ジヤルルック君車上より声かけしが、寤(さ)めず...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...寤めて後小説執筆...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...殺された後に紂王の悔寤(かいご)するのを期待した訳だ...
中島敦 「弟子」
...寝(ね)ても寤(さ)めても...
夏目漱石 「草枕」
...寤寐(ごび)にも離(はな)れず起居(ききよ)にも忘(わす)れぬ我(わ)が後來(のち/\)の半身(はんしん)二世(にせ)の妻(つま)新田(につた)が娘(むすめ)のお高(たか)なり...
樋口一葉 「別れ霜」
...そして私と握手を交して以来凡そ七星霜の貪寤の波に私達と共々に云はゞノルマンデイの海賊もどきに長蛇船(ろんぐさあぺんと)の舵を執りつゝ此処に到着した男であるが...
牧野信一 「三田に来て」
...七人始めて寤(さ)めてエフェスス村に入った...
南方熊楠 「十二支考」
...金宝で満ちた地下の宮殿に入ったと見て寤めたと...
南方熊楠 「十二支考」
...寤寐判せず迷覚了せざる的の漢となりて一生を漫遊せんことは彼と雖も難レ有涙をこぼすなるべし...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
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