...平生の口の寡いに似合はず...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...至つて口数の寡い...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...やむなく寡い手兵を以て禦がせてゐる中に夜に入つた...
中島敦 「盈虚」
...僕の交遊は寧ろ寡いが...
二葉亭四迷 「旅日記」
...柵飼(さくがい)にしたものは変色が寡い」小山「実に研究するほど面白いね...
村井弦斎 「食道楽」
...牛肉屋から脂(あぶら)の寡いロース肉かあるいは三角肉を買って大切のままブリキ箱へ載せてカステラ鍋へ入れて塩を振りかけて二時間も蒸焼(むしやき)にすると訳なく出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
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