...間もなくアプリースという才色兼備の金持の寡婦と結婚した...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...美しい寡婦(かふ)のようなことを言いなさんな...
太宰治 「虚構の春」
...後へ戻ろうとしてるところでございます」と寡婦は云った...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...また多寡がああいう商売の女を長田と張合ったとあっては...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...寡兵(かへい)を提(ひっさ)げ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「わたくしは寡婦(ごけ)になって三年になります」女はぶるぶると身を震わすようにしながら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その世馴れた態度と内気らしい寡黙さとがへんに不調和でありまして...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...寡婦や孤児の家では...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やがて寡婦たるべき妻のために御礼を申しまする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...出版屋の盛衰と原稿料の多寡(たか)...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...大(え)かく成(な)つたと思(おも)つて來(き)たつけが本當(ほんたう)に分(わか)んねえ程(ほど)大(え)かく成(な)つたな」寡言(むくち)な卯平(うへい)が此(こ)の夜(よ)は種々(いろ/\)に饒舌(しやべ)つた...
長塚節 「土」
...寡夫にありがちな浪費癖から...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...西暦紀元六十二年駐英ローマ兵士がイケニ種の寡后ポアジケアを打ちその二女を強姦せしよりポアジケア兵を挙げた時...
南方熊楠 「十二支考」
...やごめは寡婦(やもめ)...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その渦紋の多寡(たか)はその文化程度を示している...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...費消(つか)っても構わない覚悟はきめていた訳だがそれでも多寡(たか)は知れている...
夢野久作 「爆弾太平記」
...しかし衆寡(しゅうか)敵せず...
吉川英治 「三国志」
...多寡(たか)が乱波(らっぱ)の者ひとり...
吉川英治 「新書太閤記」
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