...其察二奸慝一、矜二孤寡一、折二強梗一、即是三徳實事...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...私の母は二十六の若さで寡婦となった...
上村松園 「母への追慕」
...昔から衆寡敵せずという文句のとおり...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...寡婦は陰になり日南(ひなた)になりしてその子を暖き懐に抱きよせようとしておる...
高浜虚子 「子規居士と余」
...寡黙の武器を扱うことを知らぬものである...
高浜虚子 「俳句への道」
...やっぱり寡言家(かげんか)の越後獅子であって...
太宰治 「パンドラの匣」
...寡婦は後から云った...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...その寡婦(かふ)の炉のまわりに集まることになっていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やむなく寡(すくな)い手兵を以て禦がせている中に夜に入った...
中島敦 「盈虚」
...少々多寡をくくっていた...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...三十以上まだ四十にも足らぬ身を以て寡居(かきょ)は甚だ宜しからず...
福沢諭吉 「新女大学」
...偏(ひとえ)に定役(ていえき)の多寡(たか)を以て賞罰の目安(めやす)となせし風(ふう)なれば...
福田英子 「妾の半生涯」
...ポーランドの代表的な婦人作家エリイザ・オルゼシュコの「寡婦マルタ」という小説は...
宮本百合子 「現実の道」
...二十で寡婦になり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...突如としてその私財の多寡に従つて個人の権力を延ばし出した...
横光利一 「静かなる羅列」
...お蝶は多寡(たか)をくくっていました...
吉川英治 「江戸三国志」
...――寡少(かしょう)な敵軍が...
吉川英治 「新書太閤記」
...そう多寡(たか)をくくった顔で...
吉川英治 「源頼朝」
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