...しかし寡頭政治の旧習から免(まぬか)れて...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...聯合軍側でも気象学者がどれだけ活動しているかについては寡聞(かぶん)にして何らの報告にも接しないが...
寺田寅彦 「戦争と気象学」
...或は寡婦のわざに似て...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...愛する者を無慚にも孤兒また寡婦と爲す勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...インテリを主体的に又更に寡頭的に個人々々を集めた集合概念と見てさえ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...寡小君見んことを願えり云々...
中島敦 「弟子」
...フランス中に寡婦や未亡人が満ちあふれるであろうから...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...田簑の島で禊をして恋を忘れるといふ話を寡聞にして知らないが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...余輩いまだ浅学寡聞...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...天下の人皆財(ざい)を貪(むさぼ)るその中に居て独り寡慾(かよく)なるが如き...
福沢諭吉 「日本男子論」
...やごめは寡婦(やもめ)...
山本周五郎 「日本婦道記」
...彼奴(あいつ)の知ってる事は多寡が知れてるからな...
夢野久作 「暗黒公使」
...寡聞(かもん)浅学の故を以て固辞再三に及べども不聴(ゆるさず)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼自ら寡聞寡讀をいふ...
横瀬夜雨 「花守」
...彼女が諳記してゐる「寡婦モアン」といふ字が...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...むしろその寡黙や沈剛の風を愛するのではございますが...
吉川英治 「私本太平記」
...寡婦(かふ)の母の手には育てられたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうかなろうと多寡(たか)をくくって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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