...私の母は二十六の若さで寡婦となった...
上村松園 「母への追慕」
...その行いは厳正にして寡慾...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それから小さいエセックスの町から乗り込んだこれも小柄な寡婦...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...かつや汽船をもってすれば船舶と水夫を要する大いに寡(すくな)きことまたこれが一因をなす...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...寡婦のユシュルーは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その温順寡慾(かよく)なる羊質をもちながら...
新渡戸稲造 「自警録」
...常に寡默な輕い憂鬱さを知る...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...いつかは解けると多寡を括っていたが...
久生十蘭 「肌色の月」
...山家らしい質素な食事に二人で相変らず口数寡(すくな)く向った後...
堀辰雄 「菜穂子」
...何うもこれまでの私とは稍趣きを異にした寡黙家に変つたやうに思はれて来た...
牧野信一 「心象風景」
...私は寡聞にしてまだカキツバタの正しい漢名を知らない...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...日本にあふれている寡婦の涙をおもってください! と...
宮本百合子 「明日の知性」
...上品で味の好(い)いのはこの鯛スープに優るものが寡(すくな)い...
村井弦斎 「食道楽」
...寡聞な私でさえ数多い手紙を未知既知の人から貰った...
室生犀星 「聖ぷりずみすとに与う」
...費消(つか)っても構わない覚悟はきめていた訳だがそれでも多寡(たか)は知れている...
夢野久作 「爆弾太平記」
...彼自ら寡聞寡讀をいふ...
横瀬夜雨 「花守」
...『多寡(たか)の知れた女ひとりに...
吉川英治 「篝火の女」
...――寡少(かしょう)な敵軍が...
吉川英治 「新書太閤記」
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