...寝起きの眼をこすりながら...
芥川龍之介 「芋粥」
...寝起きの天気を何よりも気にするようになった...
有島武郎 「或る女」
...彼は工場の中の一室に寝起きしているのであって...
太宰治 「東京だより」
...一つ家に寝起きをしていれば...
徳田秋声 「挿話」
...「私は十九年の間木の寝床に寝起きしたのです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分は下宿をするまで朝夕(ちょうせき)寝起きをした...
夏目漱石 「行人」
...重吉は雑倉のつづきの座敷で寝起きし...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...食事や寝起きの世話...
久生十蘭 「虹の橋」
...息子のエンマヌエルがその下の穀置場で寝起きしていた...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...その間爺やたちは日向さんの方で寝起きしていたのです...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...朝夕寝起きをした部屋にも名残が惜まれた...
松本泰 「日蔭の街」
...僅かな雑用(ぞうよう)を取られるだけで寝起きも只...
山本周五郎 「さぶ」
...おいちは三之助とはずっと離れた部屋で寝起きをした...
山本周五郎 「つばくろ」
...「こういうところで寝起きするようになってからの私は...
山本周五郎 「橋の下」
...この病院の特等室に寝起きしている...
夢野久作 「復讐」
...天幕の下で寝起きをしている...
横光利一 「欧洲紀行」
...東国鎌倉ノ府ではまだ寝起き顔の人々のあいだに...
吉川英治 「私本太平記」
...三寝起きのせいもあろうが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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