...寝ているうちに、ヨハンネスは、ふしぎな夢をみました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...またしても荒々しい靴音と佩剣の鳴る音がして乱暴な闖入者が寝ている一同を叩き起した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あるいは足下も寝ているのじゃあるまいかと心配している...
大杉栄 「獄中消息」
...顔を真正面(まとも)に天井に向けて寝ているようであった...
谷崎潤一郎 「鍵」
...入口から自分の寝ているところは見えないから返事はしたが自分がどこに居るかわからなかったようであった...
寺田寅彦 「病中記」
...「先生」あわただしく、寝ている、竜之助を呼びかけたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...不断の通り寝ている体(てい)に横にしました...
夏目漱石 「こころ」
...土蔵の側に寝ているくせに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...起きておいでよ」奥の方に寝ているのか...
林芙美子 「帯広まで」
...夜一人で寝ていると...
原民喜 「忘れがたみ」
...鐘塔の中であいつは仰向けにぴったりと寝ている番人の上に坐っている...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...マイダスの寝ているところからは...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...父はそのまま寝ている病人の傍に居残って...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...己は昼まで寝部屋の中に寝ているのだ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...それに並んでいちが寝ている...
森鴎外 「最後の一句」
...神セラピスと寝ているつもりでいたら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...船酔いの男、寝ている...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...じっと寝ているに耐えないような気持になる...
山本周五郎 「おばな沢」
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