...夜は相変らず着物のまま転寝するし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「夕方まで昼寝するさかい起したらあかん」いいつけて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...といふ訳で寝すごした...
種田山頭火 「行乞記」
...身心何となく不調、早寝する、なか/\寝つかれない、句作一途の私であつたが、さうするより外ないが、私には世間的な生活能力がないのだ...
種田山頭火 「松山日記」
...寝すごしたのだろうと思い...
富田常雄 「面」
...空の天道さま誰もゐないから天道(てんと)さま見たらウンニヤ魂消(たまげ)た天道さま言ふにや(ホホホノ ホイ)奈良の大仏さまお昼寝なさる紀州熊野の権現さまも (ホホホノ ホイ)ウンニヤ 魂消たお昼寝なさるお釈迦さまさへ甘茶は飲むに (ホホホノ ホイ)昼寝するのが嘘だと言(ゆ)なら空の天道さんに灸(やいど)やかる (ホホホノ ホイ)伊奈波音頭(岐阜の伊奈波神社は...
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...「寝すぎたよ、早くしないと駄目だわよ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...石炭のうえにごろ寝する者もあるが...
火野葦平 「花と龍」
...ごろ寝するよ」「夜は冷えるけ...
火野葦平 「花と龍」
...俺は朝祷にも弥撒にも、寝すごして、よう詣らなかつたのだな!そこで信心ぶかい鍛冶屋は、てつきりこれは自分から霊魂を滅ぼさうなどと、大それた考へを起した神罰のために、殊更こんなあらたかな祭日にさへ、寺へも詣られぬやうな眠りを神が課し給うたのだと思つて、しよげ返つてしまつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...旅寝する人のささやきは同行四人の自分らのささやきであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...小一時間昼寝する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...反って寝すぎた時よりいゝやうだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...俺が椅子でうたた寝するまで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...お初つぁん」寝すがたが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...このごろ榾火を焚いてうたた寝するのが楽しみになりました...
室生犀星 「あじゃり」
...たいぎで寝すごして夕方帰る...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...少し寝すごした登が...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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