例文・使い方一覧でみる「寝かす」の意味
スポンサーリンク...そうして近所の女房が見兼ねて貸してくれた蒲団に子供達を寝かすと女房は自分の二人の兄弟に子供の行末を頼む書置きをして家を出て行つたのでした... 
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...宅悦は嬰児を寝かすなり表へ走り出た...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...悦子とお春とを向い合せに寝かすことにして自ら上段を選んだ幸子は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...女中を寝かす夜具でしたから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そこには近さんだけ寝かすことにしまして...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...驚いてまた寝かすと...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...「あんな男を家に入れるなんて！ そしてそれを自分の近くに寝かすなんて！ まあ盗まれただけで済んだのが仕合わせというものだ！ ほんとに考えてみると身震いがする！」兄と妹とが食卓から立ち上がろうとする時に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...コゼットを寝かすと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」「どこだ、寝かすのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたしを寝かすまいという圧迫に...
中里介山 「大菩薩峠」
...国を寝かすか起すかと沸いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう少し頭（どたま）を寝かして――寝かすんだてえのに...
夏目漱石 「草枕」
...寝かすと泣く赤ん坊がたくさんあって...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...夜は大がい自分の左右に寝かすようにしていたのに...
堀辰雄 「姨捨」
...朝まで寝かすつもりでした...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...手水（ちょうず）をさせて子供を寝かす...
森鴎外 「雁」
...――ザアッと満目の芒（すすき）が白い波を寝かす...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここへ寝かすことではないと...
吉川英治 「新書太閤記」
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