...寔に一個の欠点と云う可く...
高木敏雄 「比較神話学」
...人類学者が、凡ての時代を通じ、凡ての民族を通じて、神話発生の根原を、同一なりとし、宗教学的神話論者が、民間信仰の根本基礎を以て、古今を通じて、異る所ある可からずと論ずるもの、寔に其理あり...
高木敏雄 「比較神話学」
...寔に心外の事どもである...
辰野隆 「書狼書豚」
...御当人は寔によい方だのにああ云うことで残念です...
谷崎潤一郎 「細雪」
...寔に遺憾に堪えないのであります...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...嗚呼男子六尺をかけば福徳寔に大なるかな...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...詩も亦寔にそのやうである...
中原中也 「詩と其の伝統」
...だが寔に此の一言を免かれる人一人の不幸といふものはないのである...
中原中也 「よもやまの話」
...寔に色の真白な女の如き優男ではありましたが...
西尾正 「陳情書」
...その外観は寔に異様で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...此障礙は寔に偶然のことである...
平出修 「逆徒」
...寔に上品な紳士である...
平出修 「瘢痕」
...お疲れ筋を寔にすみませんが……」揺起しながら阿波太夫...
正岡容 「吉原百人斬」
...寔に危険千万ではある...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...小さいかな、われらの百年に滿たぬ生涯は、その過去未來、億萬年の生命にくらぶれば、寔に、一瞬一閃光の短い時間に過ぎぬ...
吉川英治 「折々の記」
...寔に間のわるいものになると思つて...
吉川英治 「折々の記」
...寔に」暗然と――ただ口を閉じていた秀吉は...
吉川英治 「新書太閤記」
...また、東寔については、妙心寺史に詳しいし、仏家人名辞書に載っている筈...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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