...巴里(パリ)の寓居に絶命するや...
芥川龍之介 「骨董羹」
...妙子の家に寄寓して学校に通っていた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...以前寄寓(きぐう)した松山という男が僕の下宿を訪ねて来た...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...彼女の寓話に耳をかたむけることをこのむ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この藤野宅に寓居している時であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...災後重陽(ちょうよう)を過ぎて旧友の来訪に接した喜びを寓するものと解せられたならば幸である...
永井荷風 「十日の菊」
...筆の及ぶ所にあらず――」鬼は寓話の世界に棲(す)むが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それらは『西遊記』と仏説寓話(ぐうわ)とで養われた荒唐な少年の日の夢に...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...曰、靈魂寓於活體、何部位也...
西周 「靈魂一元論」
...いままでやられていたとおりのことを男性にやりかえすというような寓意的なダンスらしい...
久生十蘭 「だいこん」
...大井町の陋巷に寓した*...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...その頃故エドウィン・アーノルドが東京に来寓し...
南方熊楠 「十二支考」
...無縁堂一の瀬八幡をすぎ長崎村桜の馬場新大工町馬町勝山町八百屋町を経て立山庁邸にいたり、午後寓舎に入る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...黄昏帰寓...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二年前(ぜん)から寄寓(きぐう)していた長尾氏の家族は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...渋江氏の家を挙げて比良野邸に寄寓せしめようとした...
森鴎外 「渋江抽斎」
...大阪の旅寓でこんな辞世をのこした...
柳田国男 「故郷七十年」
...山東を流寓(りゅうぐう)して...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索