...近年は殆ど全く老主人の邸に寄寓して執事のやうな役を勤め...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...天此の室に寓(ぐう)す...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...昔自分の寄寓して居た姉の家の...
石川啄木 「葬列」
...寓言どころか、私はあそこに心理を書いたつもりだ...
田山録弥 「或新年の小説評」
...第三の寓話――印度のものであるが...
豊島与志雄 「文学以前」
...わたくしの仮寓していた家の裏庭からは竹垣一重を隔て...
永井荷風 「葛飾土産」
...垣根道を後に戻れば寓居の門前に至るを得るなり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...それから拙者の寓居まで立寄らしめたという因縁がござるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうぞ書生として寄寓(きぐう)させてくれと頼んだ...
新渡戸稲造 「自警録」
...いかばかり幾変転の流寓の来し方ではあったことよ...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...蘭軒の寓舎の井水(せいすゐ)が長崎水品の第一だと云ふことは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後暫く岩国に寓した時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」前の四句は「初寓梅陽」の五律...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...所々に流寓(りうぐう)した...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...光源氏が須磨(すま)に流寓(りゅうぐう)していた時に...
柳田国男 「雪国の春」
...流寓落魄(りゅうぐうらくはく)貧しきには馴れています...
吉川英治 「三国志」
...「――自分は将軍である」落魄流寓(らくはくりゅうぐう)時代のひがみもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...流寓して歩いている武士がずいぶんとあったものに思われる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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