...「寒竹」が折れやすいので、風の強い日は窓辺に置くのは避けましょう...
...「寒竹」の葉っぱを摘んで煮出すと、咳に良いと言われています...
...「寒竹」は冬によく使われる、しめ縄やしめ縄飾りに使われる竹です...
...次回の会議の装飾で「寒竹」を使うことになった...
...「寒竹」の茎を編んでバッグを作った...
...畫伯がのこされた歌集「寒竹」をひらいて讀んでゆくと...
今井邦子 「雪解水」
...去年の秋K市の姉から寒竹の子を送ってくれた事...
寺田寅彦 「球根」
...年取った祖母と幼い自分とで宅の垣根をせせり歩いてそうけ(笊(ざる))に一杯の寒竹を採るのは容易であった...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...暗いランプに照らされた煤(すす)けた台所で寒竹(かんちく)の皮を剥(む)いている寒そうな母の姿や...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...寒竹の生けがきをめぐらした冠木門(かぶきもん)をはいると...
寺田寅彦 「花物語」
...袖無を着て寒竹(かんちく)の子(こ)の皮をむいているかと思うと...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...涼しい風にゆらぐ寒竹や萩(はぎ)のなかに沈んでいた...
徳田秋声 「仮装人物」
...突き当りに寒竹の茂みがあって...
豊島与志雄 「霊感」
...寒竹(かんちく)をそいだような耳をしきりとぴく付かせてあららかに立ち去った...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...寒竹の竹の子を抜きながらゆくと何処でか藪鶯(やぶうぐいす)が鳴いている...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...ことに僅(わず)かばかりの石燈籠に寒竹(かんちく)をあしらったり...
室生犀星 「幻影の都市」
...笑軒寒竹で雑俳(ざっぱい)をやり...
山本周五郎 「新潮記」
...ではそこで寒竹先生とごいっしょにおなんなすったんですね」「はい……」藤尾にはまだ寒竹先生というのが可笑(おか)しくひびくものとみえ...
山本周五郎 「新潮記」
...……その寒竹先生のすじ向いに...
山本周五郎 「新潮記」
...まあおあがりなね寒竹さん」「えへん...
山本周五郎 「新潮記」
...「なんだか、わけがわからない、若旦那、なにか粗相でも致しましたんですか」「猿芝居はよせ、おまえ自分がどんな顔をしているかわからないのか、江戸っ子ならみれんなまねはするな、誰にたのまれたか云えばいいんだ」「だってあたしは、決して」「大さん勘弁してやり給え」千吉郎がついに笑いだした、「寒竹先生じゃ張合がなさすぎるよ、頼んだ相手はわからないが、こんな男を本気で使うようでは多寡が知れている、いいから放してやり給え」「わたくしは構いませんが、貴方がたにご迷惑がかかるといけませんから」「大さんにも似合わない、そんなことが心配で仕事ができるものか、みんないざというときの覚悟はできているよ、寒笑ごときの密告によらずとも、われわれの首を覘うとなればいくらも材料はあるんだ、可哀そうに死ぬほど蒼くなっているじゃないか、寒竹先生、もういいからいけいけ」「へえ……どうも、どうも」寒笑は罠(わな)を脱した狐のように逃げだそうとした...
山本周五郎 「新潮記」
...手に寒竹(かんちく)の杖(つえ)をもち...
吉川英治 「増長天王」
...人の駈け出すような寒竹(かんちく)のそよぎがした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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