...まだちっと寒気がする肩つきで...
泉鏡花 「婦系図」
...「寒気がするのねえ...
泉鏡花 「婦系図」
...ほんとうに寒気がするだッて...
泉鏡花 「海異記」
...その光景を見ると寒気がすると云つて寝込んだ程でした...
伊藤野枝 「白痴の母」
...上唇が丁度兎(うさぎ)のように二つに割れていて、私と目を合わせた時、てれ隠しに、ニヤッと笑った口と云うものは、私今でも思い出すと、寒気がする様よ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...きっと人が死ぬ時はあんな声を出すかも知れませんよ』冗談に云った積りが、どう思い違いをされたものか勝田さんは身動きもせず、私を睨んでいましたが、急にぶるぶると身体を顫(ふる)わして、寒気がする、気分が悪くなったからと云って、一人でさっさと帰って行きました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...あれから幸子が辞去すると間もなく寒気がすると云ってガタガタ顫(ふる)え出し...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...湯から出ると寒気がするので...
寺田寅彦 「科学に志す人へ」
...私は寒気がするので...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...「僕は今日何だか寒気がするから先に失礼します...
豊島与志雄 「囚われ」
...なんとはなしに寒気がするような情景の中に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」松田さんは、由井正雪(ゆいしょうせつ)みたいに髪を長くしていて、寒気がする程、みっともない姿だった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...風邪を引いたとみえ寒気がすると言い...
松本泰 「宝石の序曲」
...「まあ、ゾーッと、寒気がするほど、美(い)い男だわ」「江戸で並べて、はまむら家、紀の国家――いいえ、それほどの人は、くやしいけど、いやしない」「あれで、芸が、そりゃ、すばらしいんだと、言うのだもの!」こうした言葉は、いくら低く語り合われているとしても、雪之丞の耳には、はっきり響くはずだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あなた寒気がするんじゃない?昌允 いや...
森本薫 「華々しき一族」
...考えたら最後ぞっと寒気がする...
横光利一 「夜の靴」
...寒気がするとつぶやいていた彼女は...
吉川英治 「親鸞」
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