...「今日は寒夜だから、暖かいお茶でも飲みましょう...
...「寒夜になると、暖房の温度を上げるといいですよ...
...「寒夜は、外出する際に防寒対策が必要ですね...
...「寒夜は、ロマンティックな雰囲気があって好きです...
...「寒夜を過ごすためのアイデアはたくさんあるので、試してみてください...
...孝子家計の貧を補わんがために寒夜に物を鬻(ひさ)ぐ処これ神の教会ならずや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...(醍醐天皇寒夜に衣(ころも)を脱して民の疾苦を思いし例を参考せよ)...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...貧困な武士がある寒夜に炉に焚(た)く薪(まき)がないので...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...はなかますといふ舟をのりいだし(大木を二ツにわりてこれをくりぬきて舟にしたるもの也 ○瀬の浅き所は舟を用ひず)雪下(ふ)る寒夜にも銭(ぜに)の為(ため)にそのさむさをもいとはず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...をりからの朝寒夜寒(あささむよさむ)に凝(こ)り固まつて咲いたらしい...
薄田泣菫 「侘助椿」
...やつとラヂオから解放された寒夜の風が道路にある...
高村光太郎 「智恵子抄」
...・秋風の腹たててゐるかまきりで(再録)・かまきりよいつ秋のいろがはりした・糸瓜ゆつたりと朝のしづくしてゐる・重荷を負うて盲目である・家いつぱいの朝日がうらの藪までも・風に眼ざめてよりそふ犬の表情で・這うてきたのはこうろぎでぢつとしてゐる九月廿三日朝寒夜寒...
種田山頭火 「其中日記」
...寒夜ひとり茶を煮る時の情味聊(いささか)これに似たりともいはばいふべし...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...我を厭(いと)ふ隣家寒夜に鍋(なべ)を鳴らす霜(しも)に更(ふ)ける冬の夜...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...我れを厭ふ隣家寒夜に鍋を鳴らす葱買ひて枯木の中を帰りけり易水に根深流るる寒さかな古寺やほうろく棄つる藪の中月天心貧しき町を通りけり此等の俳句に現はれる...
萩原朔太郎 「冬の情緒」
...例へば冬の寒夜に...
萩原朔太郎 「冬の情緒」
...哀れな少年猪之さんは寒夜の火事と...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...その頃はもう左う自由には酒も飲めない寒夜の徒然を語りあかしてゐると...
牧野信一 「武者窓日記」
...衣を着ず綿入れた蒲団を寒夜の禦(ふせ)ぎに遣ると破ってその一部分を嚥(の)んでしまったが一八五〇年九月死去した...
南方熊楠 「十二支考」
...寒夜に裏庭の築山(つきやま)の上に登って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...寒夜の梅という題をいただいているのですけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...まだ雪もあるこの寒夜を...
吉川英治 「新書太閤記」
...寒夜裸になって氷の上に寝たら鯉までが感心して躍り上がったという...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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