...秋風の急に寒しや分(わけ)の茶屋昭和七年十月九日 松江を発(た)ち大山(だいせん)に向ふ...
高浜虚子 「五百句」
...たとえば七部集炭俵の中にある「雪の松おれ口みればなお寒し」「日の出るまえの赤き冬空」「下肴(げざかな)を一舟浜に打ち明けて」の三連などは色彩的にもかなりおもしろいものである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...寵臣去りて群小の肝胆寒し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...晴れて寒し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...風忽寒し...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...除夜の鐘鳴る頃雪歇みて益寒し...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...此日彼岸の入にて風寒し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...雨ふりて風寒し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...そのうちに暗くなる、腹は減る、寒さは寒し、雨が降って来るという始末でもう一刻の猶予(ゆうよ)が出来なくなった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...又今日も寒し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...思ふこと更に寒し...
牧野信一 「或る日の運動」
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正岡子規 「俳人蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...いと寒しと云へば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...楚俊は答えて『両頭を裁断し一剣天に倚(よ)って寒し』という...
山本周五郎 「新潮記」
...寒しとて囲炉裡の前に厩作り馬と飲み食ひすこの里人はまるまると馬が寝てをり朝立(あさだち)の酒わかし急ぐ囲炉裡の前にまろく寝て眠れる馬を初めて見きかはゆきものよ眠れる馬はのびのびと大き獣のいねたるは美しきかも人の寝しより其処へ提灯をつけて案内の爺さんが来た...
若山牧水 「木枯紀行」
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