...(今度も軽井沢(かるゐざは)の寐冷(ねび)えを持ち越せるなり...
芥川龍之介 「病牀雑記」
...これにをさな子一人寐せたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...とても寐られたものではありません...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...寐(ね)る時(とき)には布団(ふとん)を掛(か)けて遣(や)りして...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...誰(たれ)やらの寐台(ねだい)にようよう取縋(とりすが)った...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...室に寐ころんだ切り...
寺田寅彦 「伊香保」
...うたた寐の夢を板戸をたたく啄木鳥(きつつき)に呼びさまされた...
中勘助 「島守」
...すぐに丹前の寐巻に着かへる時...
永井壮吉 「人妻」
...寐ながら胸の脈(みやく)を聴(き)いて見るのは彼の近来の癖になつてゐる...
夏目漱石 「それから」
...大抵寐(ね)てゐますな...
夏目漱石 「それから」
...彼は時々寐ながら...
夏目漱石 「それから」
...つまり疲(つか)れるからよく寐(ね)るんだらう」と宗助(そうすけ)が答(こた)へた...
夏目漱石 「門」
...併し寐巻の上に経帷子(きょうかたびら)位を着て山上の吹き曝しに棄てられては自分の様な皮膚の弱い者は...
正岡子規 「死後」
......
正岡子規 「俳句の初歩」
...左向になりては頭を蒲団の上にすりつくるやうにして寐るのみにて...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...そのうち寐入(ねい)ってしまった...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...暫く寐ているうちに...
森鴎外 「二人の友」
...しかしどうしても寐入らない積りでいる...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
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