...おとなしく寐よ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...もうよく寐入(ねい)っておりました...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...怪しみながらに遂(つい)その儘(まま)寐(ね)てしまったのだ...
岡崎雪聲 「子供の霊」
...自分(じぶん)の寐臺(ねだい)の上(うへ)に坐(すわ)り込(こ)む...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...「いなばのやまの」「いなばのやまの」「みねにおふる」「みねにおふる」そんなにしてるうちにいつか寐入つてしまふ...
中勘助 「銀の匙」
...蚊帳(かや)の中(なか)に独(ひと)り寐転(ねころ)びながら...
夏目漱石 「それから」
...貴方(あなた)見(み)た樣(やう)にぐう/\寐(ね)て入(い)らしつたら困(こま)るぢやないの」と御米(およね)が宗助(そうすけ)を遣(や)り込(こ)めた...
夏目漱石 「門」
...病人(びやうにん)はすや/\寐入(ねい)つた...
夏目漱石 「門」
...坊やが寐てるんだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...僕はやっと明け方になってから寐入った...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...撒きたる豆はそを蒲団(ふとん)の下に敷きて寐(いぬ)れば腫物出づとて必ず拾ふ事なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...(三月十三日)今日は病室の掃除だといふので昼飯後寐牀(ねどこ)を座敷の方へ移された...
正岡子規 「墨汁一滴」
...その様尻高く頭低く寐苦しかるべき様なり...
正岡子規 「飯待つ間」
...さて一寐入して目が醒(さ)めて云々(しかじか)というのである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...普通の寐息と違ふ事に気の付いたものも多数あるに違ひない...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...まつが寐入つたので...
森鴎外 「最後の一句」
...綱宗の夢寐(むび)の間に想(おもひ)を馳(は)せた亀千代は...
森鴎外 「椙原品」
...それとは違つて、夜寐られない時、こんな風に舞台で勤めながら生涯を終るのかと思ふことがある...
森鴎外 「妄想」
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